感謝の気持ちを日々行動で示す5つの方法

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年末が近づく中、一度立ち止まり、生活の中のあらゆる良いことを吟味し感謝すべき時期が近づいている。

しかし、感謝の気持ちを行動で示すのは休暇の時期でなくてもよい。この前向きな習慣を毎日続ける人はより幸せで共感力があり、自尊心や免疫力が高く、精神が強い傾向にあることがさまざまな研究から示されている。

また、キャリア評価ジャーナル(Journal of Career Assessment)に2008年に掲載された論文などには、感謝の気持ちを持つ人の方が成功しやすいことが示されている。ここでは、毎日感謝の気持ちを行動で示すための5つの方法を紹介する。これらは全て、科学的根拠のあるものだ。

1. 感謝の日記をつける

毎日5~10分の短い時間を使って感謝の日記に思いをつづることで、気分や精神の健康が大きく改善する。パーソナリティーと社会心理学ジャーナル(Journal of Personality and Social Psychology)に掲載された研究によると、感謝の気持ちを日記に書くことで気分が上がり、幸せに感じ、よく眠れるようになる。また感謝の日記は、エネルギーや注意力の改善に加え、不安を緩和することも複数の研究から示されている。実践者には、エマ・ワトソンやオプラ・ウィンフリー、ブレット・エルドリッジなどのセレブリティーもいる。

感謝の日記をつづるには、まずは日記とペンを持ってくつろげるところに座ろう。その日にあったことを思い出し、感謝していることを少なくとも5つ書き出す。感謝の日記を書くアプリケーションをダウンロードし、スマートフォンで書き出すこともできる。内容は簡潔でも詳細でもよい。この習慣を毎日、朝か就寝時のどちらか自分に合うタイミングで続けること。

2. 他者に感謝の気持ちを伝える

友人や家族に、より頻繁に感謝しよう。感謝の気持ちを伝えるのを、誕生日や記念日など特別な日まで取っておかないこと。冷蔵庫や作業デスクにありがとうのメモをサプライズで置いておく、電話で感謝を伝える、相手についてソーシャルメディアで褒めるなど、シンプルなことでよい。

あるいは感謝の印として、朝ごはんを作ってあげたり朝のコーヒーを持って行ってあげたりしてもよい。感謝の気持ちを示せば、相手との関係が強化されるだけでなく、幸せが増幅し、心臓血管や精神の健康が改善されることが複数の研究から分かっている。

またボランティアも感謝の気持ちを育てる良い方法の一つで、米科学誌、心理学と老化(Psychology and Aging)によると健康にも効果的だ。自分が情熱を持っているものを特定し、それを支援する地元のグループや団体に参加しよう。
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翻訳・編集=出田静

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