冒険好きな人は、デジタルノマド(通信技術を使って遠隔で仕事を完結させ、旅をしながら仕事をする労働者)のライフスタイルを実践し、キャリアを成長させつつ世界中を飛び回っている。
インドネシアのバリ島で3カ月、タイのチェンマイで2カ月、ドイツのベルリンで6カ月過ごす生活を考えてみよう。ミレニアル世代のデジタルノマドにとって、その可能性には終わりがない。
デジタルノマドに人気の旅先を見極めるため、バックバッキングと冒険旅行のブログ、ギャップ・イヤー・エスケープ(Gap Year Escape)は、インスタグラム上で「#digitalnomad(デジタルノマド)」とハッシュタグのついた1万2000枚の写真を調査し、都市ごとに付けられたジオタグ(緯度・経度情報)の数を分析した。分析対象としたのはタグ付けされたインスタグラムの投稿だけなので、ここで挙げるランキングはもちろん、デジタルノマドが選ぶ人気都市の概略でしかない。
ギャップ・イヤー・エスケープによると、デジタルノマドに最も人気の地域は欧州だ。欧州都市はバルセロナやリスボンを含め、11都市がトップ25にランクインした。僅差で2位になったのはアジアで、全投稿の28%がタグ付けされていた。
また、デジタルノマドにとって最も人気の国は米国で、ニューヨークやロサンゼルス、マイアミが上位25都市に入った。僅差で2位になったのはタイだ。
デジタルノマドに人気の旅先ランキング上位10都市は次の通り。
1. バリ(インドネシア)
2. ロンドン(英国)
3. チェンマイ(タイ)
4. リスボン(ポルトガル)
5. バルセロナ(スペイン)
6. ニューヨーク(米国)
7. バンコク(タイ)
8. ロサンゼルス(米国)
9. パリ(フランス)
10. ベルリン(ドイツ)