・どこに住むのか
引っ越すのであれば、住む家や町は、いまよりお金がかかるのか、かからないのか。
・老後の夢や目標は何か
自分にとっていちばん大事なことは何だろう。旅行したり、ボートを購入したりするお金は必要か。憧れていたパイロット免許を取るか。それとも、子どもたちの住まいの近くに引っ越すためには身軽で柔軟なほうがいいのか。
・子どもたちを経済的に援助したいか
・医療費はどのくらいかかるのか
老後の医療費は増えるものだ。自分を支えてくれる家族はいるか。老人ホームへの入居を考えなくてはならないか。
・老後も働きたいか
蓄えだけで暮らしていけるとしても、パートの仕事についたり、何らかのプロジェクトに関わったり、本を書いたりすれば、目的意識が持てる。
・子どもたちに不動産を残したいか(あるいは寄付するか)
老後の資金を計算しようという気持ちを削ぐつもりはもちろんない。年金口座の残高や、将来的に必要な払込額などについて、すでに検討してあるなら、ひと安心だ。けれども、老後の資金について計画を立てるときは、ちょっと立ち止まって、退職してから具体的に何をして生きていくのかを考えることを忘れないでほしい。