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ジラフ 麻生輝明

メルカリ、ラクスルの上場。そして国内スタートアップの買収件数が過去最高を達成するなど、何かとニュースの多かったスタートアップ業界。

起業家たちは2018年をどのように捉え、2019年のトレンドをどのように予測しているのか。今回、Forbes JAPAN編集部は起業家に向けてアンケートを実施。2018年の事業の手応え、そして2019年の展望を伺った。

しゃがんで次にジャンプするための1年だった

──2018年はどのような年だったでしょうか? 今年を振り返ってみて、事業の手応を教えてください。

昨年の2017年は大型資金調達や新サービスのリリース、ニュースにもなった「Peing-質問箱-」の買収など躍動の一年でした。

そして本題の2018年は事業改善による業績の向上と実行の連続、失敗から反省し、次年度に向けた仕込みを検討、種を撒いた時期でした。しゃがんで次にジャンプするための1年だったと言えます。

事業の手ごたえとしては、「これはやってダメなんだ」という施策が結構わかってきていまして、逆説的にやるべき方向性がブラッシュアップされました。2019年で果実を得られるんじゃないかな、と考えています。

自分の日常などを投稿する世界的サービスが生まれる余地がある

──2019年、事業をどう成長させていきたいと考えていますか?

事業改善で業績を引き上げた2018年に対して、2019年は発明によって非連続の成長を遂げていく1年にしていきたいと思っています。

そのために、僕だけではなく社員一同でそもそも「何をするべきか」という方向性の議論を細かい粒度で始めています。幾つか見えてきた明確な方向性について事業で着手し、結果を得ようと思っています。

また、弊社で運営する「ヒカカク!」という買取価格比較サイトと家電フリマサービス「スママ」の事業間の結びつき、シナジーを効かせた成長戦略を設計し、社内事業間のネットワーク効果を効かせて行こうと考えています。それを盾にベースアップし、テレビCM含む大型プロモーションまで踏み込みます。

──2019年、個人的に期待している領域などはありますか?

純粋なコミュニケーションを目的とするSNS領域です。フェイスブック離れという言葉も頻繁に聞くようになり、ツイッター疲れという言葉も聞くようになり、インスタグラムも投稿につかれてストーリーズのみしか使わない人が増えました。

そろそろ、自分の日常などを投稿する世界的サービスが生まれる余地はあるんじゃないでしょうか。歴史的にSNS市場は循環してきているので、実名制、加工写真など何らかの切り口を盾に世界を席巻する可能性のある領域だなと考えています。

それがTikTokなのかもしれませんが、投稿ハードルが上がっていく傾向にある中でマス化をどう狙うかが重要だなとも考えています。


麻生輝明◎1992年生まれ。2014年、一橋大学在学中に株式会社ジラフを創業。売却プラットフォームサービスである「ヒカカク!」のプロダクトマネージャーを務める。累計約7億円の資金調達に成功しており、TLM、ドリームインキュベータ、メルカリなどから出資を受ける。2017年3月にはポケラボ(2012年にグリーに138億円で売却)創業者の佐々木氏が経営チームに参画。社員数は80名(2018年12月現在)。

構成=新國翔大 写真=ジラフ提供

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