起業家たちは2018年をどのように捉え、2019年のトレンドをどのように予測しているのか。今回、Forbes JAPAN編集部は起業家に向けてアンケートを実施。2018年の事業の手応え、そして2019年の展望を伺った。
人工知能業界が順調に拡大していく感触を得た1年
──2018年はどのような年だったでしょうか? 今年を振り返ってみて、事業の手応を教えてください。
2018年は弊社にとって大きな成長を生み出した1年となりました。多くのお客様や新しいメンバーに恵まれ、人工知能業界が順調に拡大していく感触をつかんでいます。
──2019年、事業をどう成長させていきたいと考えていますか?
まずはいま取り組みをさせていただいているお客様に大きな価値を提供し、そのインパクトを実感していただくことが重要です。
また、現在は大手企業様が中心ですが、2019年には中小企業様向けのプロダクトの提供も開始します。
さらには、2018年はアメリカ進出の足掛かりを作ることができましたので、2019年はアメリカのお客様も獲得してきます。
音声認識への注目が高まる
──2019年、個人的に期待している領域などはありますか?
人工知能業界全体としては、音声認識への注目が高まると感じています。
弊社でも特化型音声認識のプロトタイプ開発に成功していますが、お客様からの問い合わせも毎日のように増えており、市場からの期待感を感じています。
平野未来◎1984年東京・浅草生まれ。お茶の水女子大学でコンピュータサイエンスを学び、東京大学大学院で修士取得。在学中に情報処理推進機構の「未踏ソフトウェア創造事業」に採択。そのメンバーと2006年に創業したネイキッドテクノロジーをミクシィに売却後、2012年にCinnamonをシンガポールに創業。昨年、米国人経営者と結婚し、今年2月に長男を出産。