今年5月、マイアミ・ミュージック・ウィークで開催した第1回では、スティーヴ・アオキやディプロをはじめとするトップEDMアーティストが集結し、シャック本人も DJとして活躍。同じく巨体のアメリカンフットボール選手、ロブ・グロンコウスキーがステージで大はしゃぎし、シャックの肩に飛び乗る様子がインターネットで拡散された。
アトランタ郊外の野球場サントラスト・パークが舞台となる第2回は、ミーゴス、リル・ジョン、T-ペイン、ティエスト、ディプロらが出演する他、シルク・ド・ソレイユも曲芸などを披露する。さらにカジュアルレストランチェーンのワッフル・ハウスがポップアップ店舗を出店し、高級中華チェーンのハッカサンがアルコール類を提供する予定だ。
「人々を一つにするものが二つある。スポーツと音楽だ。俺はその両方をやっている」とシャックは語る。NBA選手時代、本業以外にラッパーや俳優活動でも注目を浴びたシャックだが、近年はDJ活動に力を入れている。
Shaq’s Fun Houseのチケットは249.99ドル〜の通常入場券と、999.99ドル〜のVIP入場券の二種類。前者は2000枚、後者は1000枚限定だ。フェスにしては販売枚数が少ないが、シャックのマネージャーで同フェスの企画者であるジョー・シルバーツヴァイクとアダム・リッチマンによると、フェスの大部分は企業の協賛で成り立っているという。
JBLやアメリカン・エクスプレスなどがスポンサーに名を連ねており、「(スポンサーがつくのは)シャックの力だ」と二人は話す。
実際、シャックのファンは世界中に存在する。その知名度を武器に、シャックらはスーパーボウルの後もオリンピックやワールドカップといった大規模なスポーツイベントの開催地でShaq’s Fun Houseを展開することを視野に入れている。
そのためには第2回の成功が不可欠だ。同じ週末、アトランタではルダクリス、ミーゴス、エアロスミス、ポスト・マローン、ブルーノ・マーズ、カーディ・Bらが出演する3日連続のフェス「Bud Light Super Bowl Music Fest」も開催される。
ちなみに第1回を盛り上げたグロンコウスキーはシャック曰く、所属チームのニューイングランド・ペイトリオッツがNFLの決勝(スーパーボウル)に進まない限り「必ず来る」そうだ。