2019年に起きる食の技術の3つのトレンド

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3. データマイニング

大きなレストランチェーンから独立経営のカフェまで、あらゆる企業が消費者の個人情報を集めており、求められる情報量は増えている。企業はAIを使うことでデータマイニングを行い、食品のトレンドや消費者習慣を特定することができる。そこから情報を抽出し、新商品開発や既存商品の変更に活用することが可能だ。

「2018年には、電子商取引分野でのAI技術が発達し、高度化した。こうしたアルゴリズムに与えられる情報の質が改善し、データ量が増える中、このトレンドは続くと思う」とマブロイディ。

「さらに、フードデリバリーと販売の分野では、グローバル企業の優位性を破壊しようとする地域の企業が増えるだろう。欧州では特にそうだ。欧州の地域限定企業には、個々に合わせた体験を大規模に提供し、顧客が強く求める利便性を実現する機会がある」

2019年は、AIと自動化、ロボットが食品業界で大きな役割を果たすことを期待できる。小企業はこの技術を武器として、老舗の大企業との競争を試みるだろう。

翻訳・編集=出田静

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