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食に関する技術は、2019年を通して進化を続けるだろう。自動化やロボット工学、人工知能(AI)は来年も、食品業界で重要な役割を果たし続けるだろう。また消費者は、自らの好みや買い物の習慣を通し、食の技術のトレンドに影響を与えることができる。

ここでは、食の技術に関して2019年に起きるだろう3つのトレンドを紹介する。

1. ゴーストレストラン

「ゴーストレストラン」と呼ばれる配送のみのレストランは、2019年に増加を続けるだろう。こうしたレストランは、インターネット上で顧客から注文された食べ物を作り配送するためだけに存在している。店頭がないため注文を直接店に取りに行くことはできないが、消費者需要がゴーストレストランに大きな影響を与える。

顧客がより迅速な配送を求めるようになると、企業は効率性向上のため、自動化やロボットにより頼るようになるだろう。ハンバーガーを裏返してグリルを管理するロボットや、食事をどの部分から作り始めるか決めて自動的に材料を再注文するAIプログラムなどが登場する。

オンラインスーパーを運営するギリシャ企業、イーフレッシュ(e-Fresh)のジナ・マブロイディ最高経営責任者(CEO)は「消費者は、自身の顧客体験に関して新たな要件を設定することができる。迅速な配送に加え、注文の正確性や新鮮さもより強く求められるようになり、専門ソフトウエアの支援により実現されるだろう」と述べた。

2. スマートオーブン

スマートオーブンは、今後も複数のタスクをこなすことで、キッチンの複数の調理器具の代用となるだろう。米ホームオートメーション企業のジューンが販売するオーブンは、対流式オーブン、乾燥機、エアフライヤー、スロークッカー、ウオーミングドロワー、肉焼き機、トースターの機能が1台でこなせる。

また、作りたい料理を選択するだけでよいように事前にプログラムされたオーブンも増えるだろう。技術が拡大するにつれ、レシピを読み、拡張現実(AR)アプリケーションを使って個々の材料を認識して自動的に料理を作るスマートオーブンの登場も期待できる。

マブロイディは「産業界のリーダーは、AIや機械学習を使って開発された新機能に対する消費者の反応を観察しつつ、こうしたトレンドをきちんと把握する必要がある。新興企業や老舗企業は品質トレーニングや研究開発投資、試行錯誤の奨励に焦点を当てるようになる。また、顧客が新商品を好むことが示されれば、業界のリーダーらは新たな垂直型アライアンスが生まれることを期待できる」と述べた。

翻訳・編集=出田静

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