6. 植物由来食品
ここ数年、植物を原料として使った食品の需要が高まっている。専門家によれば、肉以外のものを求める消費者はさらに、「うま味」を加えたスナックなど、“冒険的”な味への関心を高めていくと予想される。肉ではなく植物由来の原料で作ったジャーキーやベーコン、ポークラインズなどが、はやりの食品になるとみられている。
7. シーグリーン
海藻を使ったバターや昆布を使った麺、スイレンの実で作ったパフ(ポン菓子)、植物由来の「代替マグロ」やサーモンの皮、ケルプのジャーキーなどの発売が見込まれている。
8. パッケージング
パッケージングは引き続き、持続可能性の維持に向けた努力における最大の課題の1つとなるだろう。ホールフーズは「BYOVB(野菜用のバッグを持参)」を奨励。食品メーカー各社も、梱包材をビニールなどの使い捨てではなく、蜜ろうやワックスを塗ったキャンバス生地、シリコンといった再利用可能なものに切り替えていくとみられる。
9. スナッキング
新しい食品や飲料に関するトレンドの分析を行うイノーバ・マーケット・インサイツは、「スナック」の定義が変わってきていることを指摘している。スナックは食事に加えてときどき取るものではなく、毎日必ず取るものになっている。過去5年間、発売されるスナックは増加を続けており、古くから販売されている商品をアップグレードする例も多い。
10. 価値観に基づく買い物
消費者は自分と同様の価値観を持ったブランドの商品を購入することで、その企業を支援するようになっている。環境保護や動物福祉に力を入れている、事業主が女性である、貧困問題の改善を目指すプログラムに協力している、といったブランドを支援する消費者がさらに増加すると予想される。