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マクアケ 中山亮太郎

メルカリ、ラクスルの上場。そして国内スタートアップの買収件数が過去最高を達成するなど、何かとニュースの多かったスタートアップ業界。

起業家たちは2018年をどのように捉え、2019年のトレンドをどのように予測しているのか。今回、Forbes JAPAN編集部は起業家に向けてアンケートを実施。2018年の事業の手応え、そして2019年の展望を伺った。

日本の潜在能力の高さに気づけた1年

──2018年はどのような年だったでしょうか? 今年を振り返ってみて、事業の手応を教えてください。

地方や既存企業の挑戦が特に加速した年だと思います。

今までスタートアップの生態系は我々も含めて様々な形で強化されてきましたが、2018年は地方の企業や既存の中小企業が新たにチャレンジする事例にも光があたり出し、改めて日本の潜在能力の高さに気づける一年でした。

ベンチャー型事業承継というキーワードの広がりや、大きなベンチャー系のイベントにも優秀なアトツギ経営者が参加している光景や、Forbes JAPANが主催する「SMALL GIANTS AWARD」などへの注目もそのひとつだと思います。

そこに対して我々のMakuakeという仕組みがマーケットにしっかりと価値を発揮できる仕組みであるという手応えを得られたことはとても大きな前進でした。

エンタメコンテンツの生まれ方が民主化していく

──2019年、事業をどう成長させていきたいと考えていますか?

生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残すべきものが残る。

無機質な資本主義合理性や一部の層にのみ偏った政治的思惑でコントロールするべきではない様々な価値に、しっかりと皆で光を当てられる社会であるべきだと考えています。

Makuakeはそれを民主主義でできる仕組みだと思っており、その価値をより多く発揮できるように成長させていきたいと思っています。

──2019年、個人的に期待している領域などはありますか?

エンターテインメントコンテンツの生まれ方が大きく変わるタイミングが2019年だと思っています。

映像コンテンツの流通のルールが大きく変わったことで、かつてのような少数のスーパースターや超ヒットコンテンツが生まれづらくなった。そうした中、生まれるべきもの、広がるべきもの、残すべきものに、一般消費者の声やアクションがより大きく影響してくると思っています。

そういう意味で、2019年はエンタメコンテンツの生まれ方の民主化が大きく加速するタイミングになるのではないでしょうか。


中山亮太郎◎2006年、新卒でサイバーエージェントに入社。社長アシスタント、メディア事業の立ち上げを経て2010年からはベトナムにベンチャーキャピタリストとして赴任し、現地のネット系スタートアップ企業への投資を担当。2013年に株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディングを設立し、代表取締役社長に就任。「Makuake」を新しいプロジェクトが生まれる社会的インフラにするため、日々奔走している。著書に「クラウドファンディング革命」

構成=新國翔大 写真=マクアケ提供

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