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筆者はあえて、アマゾンのホールフーズ買収が「遠すぎた橋」(無謀な戦略)だったのかという言い方をした。戦略的ではあるが、多大なリスクを伴うものだったからだ。オンライン販売事業と食料品の販売事業の成功は、全く異なるものだ。アマゾンが「無理をし過ぎ」、食品小売事業で失敗する可能性は十分にある。

だが、実際に失敗するだろうか──そうはならない。その理由は、次のとおりだ。

・買収してからまだ2年もたっていない。判断するのは時期尚早だ。

・アマゾンは「食品小売業者」になるつもりはない。食料品の購入の体験を再考したいのだ。そこには大きな違いがある。アマゾンの計画が実行されるまでには、時間がかかる。

また、アマゾンは競合他社に打ち勝つことを目標としていない。この点を理解しておく必要がある。アマゾンは各社より長く生き残ることを目指した「終わりのないゲーム」をしているのだ。

アマゾンはいつでも、別の企業を買収し、再び食品小売業界を完全に「破壊」することができる。例えば、アマゾンはターゲットを傘下に納め、ターゲットが持つ約1900店舗に、ホールフーズ・マーケットを開設することができる。会員制量販店のコストコを買収することもできるだろう。アマゾンには幾つものオプションがある。

2019年はアナリストや一般の消費者にとって、食料品の販売に関するアマゾンの戦略がより明確になる年になるだろう。

編集=木内涼子

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