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eバイク(Photo by Timur Emek/GC Images)

ギグ(単発や短期の仕事)で生計を立てる人が増加の一途をたどる今、電源とインターネット、そしてそこそこおいしいコーヒーのある場所ならどこでもオフィスになるようになった。コワーキングスペースやカフェ、図書館、顧客と会う現場など、“ホーム”と言える場所はその時々によって違う。

大半の都市では交通渋滞が慢性化していることも考えると、こうした流動的な勤務スタイルにぴったりな移動手段は自転車だ。バルセロナ世界保健研究所(ISGlobal)が今年発表した調査結果では、自転車がその他の移動手段に比べ非常に優れていることが示された。

同調査は、8800人以上を対象に、利用している通勤手段と心身の健康について聞いたもの。心の健康分野では、不安、鬱(うつ)、感情の制御不能、心理的健康の4つの主要な精神保健要素に加え、活力レベル(エネルギーや疲労)、ストレスの認知レベルに焦点が当てられた。

データを分析すると、自転車は全ての測定基準で最も良いパフォーマンスを発揮していることが分かった。自転車通勤は、自分の健康に関する全体的な自己評価、メンタルヘルス、活力の向上や、自分が感じるストレスや孤独感の低下とのつながりがあった。自転車通勤に続き2位となったのは徒歩通勤で、自動車やバイクを使った移動の順位は低かった。

安全なサイクリング

研究チームは、緑の多い場所をサイクリングする際、この効果がさらに高まることも発見した。しかし、たとえ忙しい都市での通勤でも、自転車は心と体を健康にするには素晴らしい手段だ。しかし残念なことに、自転車泥棒に遭う可能性は常に付きまとう。愛用の自転車をとめていた場所に切断されたロックしか残っていないのを見て心が折れてしまった経験は、私にもある。

eバイク(スポーツバイク仕様の電動アシスト自転車)を製造するオランダの企業、バンムーフ(VanMoof)は、この問題に対処すべく、「泥棒防止」仕様の自転車を販売している。同社の自転車は絶対に盗まれないことを目指しており、さまざまな安全装置を備えている。同社の最新モデルは後輪が自動的に動かなくなる車輪ブロック機能を備えていて、外側から装着するロックを用意する必要がない。

私はこの自転車を数日間試し、急成長するeバイク市場に同社がどれほど貢献できるかを見定めてみた。

編集=遠藤宗生

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