ワークライフバランス重視をやめるべき5つの理由

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5. 大事なのはワークライフ「エンゲージメント」

大事なのはワークライフバランスではなく、生活のあらゆる側面に集中し、エネルギーを注ぐことだ。

プレゼンであれ、子どものサッカーの試合であれ、目の前の活動や状況に完全にエンゲージ(関与)できれば、その瞬間に自分の全てを投じられる。エンゲージメントはエネルギーを生み、生活のあらゆる場面で最高の自分を発揮できるようになる。

もちろん、仕事は単に生活費を稼ぐ手段だと捉える人もいる。その場合、自分という人間のよりどころは家族やボランティア活動、趣味などにあるのかもしれない。それでも、仕事中の自分にエネルギーを与えてくれるものは見つけられるはずだ。考え方を変えて現職の中に良い点を見つけ、大きくても小さくても自分が起こしている変化をもう一度認識しよう。そうでなければ、惨めなまま今の仕事を続けるか、自分が楽しめる別のキャリアや仕事を見つけるかのどちらかだ。

私たちは、自分自身やその生活にある複数の側面を豊かにしていかなければならない。そうすれば、生活のあらゆる部分が互いに競争するのではなく高め合っていること、生活は円グラフでもゼロサムゲームでもないことが分かるはずだ。

満たされた生活を送る鍵は、生活の全ての側面にエンゲージし、エネルギーを注ぐこと、つまりワークライフエンゲージメントだ。

仕事とそれ以外の生活を、同じエコシステムに属している相互依存的で補完的なものと捉えることができるようになると、生活の全ての側面でエネルギーが増え、生き生きとした生活が送れるはずだ。

編集=遠藤宗生

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