ビジネス

2018.12.24 20:00

「職場のシンプル化」が業績につながる理由


シーゲルゲールのマーガレット・モロイCMOによれば、職場の複雑さは、ブランド体験、企業の生産性、さらには収益にも大きな影響を与える問題であり、マーケターはこれを意識する必要がある。

「従業員が新たなブランドインフルエンサーとなることは、事実上全ての業界でほぼ疑いのない事実だ。見識あるCMOは、エンゲージメントの高い従業員の確保に注力している。われわれシーゲルゲールの調査では、シンプルな職場とエンゲージメントの高い従業員との間の関係を定量化した。企業がブランド擁護者を醸成し、顧客体験を強化し、業績を上げるために職場慣行のシンプル化に投資するチャンスは大きく広がっている」

モロイによると、CMOは基本部分を整えることで、シンプルな文化を築く手助けができる。「企業は組織のプロセス、目標設定、インセンティブ、組織構造、コミュニケーションを見直すことで、シンプル化を促進できる。職場の生産性を妨げているものは何か? 全ての会議において平易な言葉を使い、時間制限と目標を設定しよう。企業の目標には明快さと普遍性を持たせ、従業員の働きが業績目標にどれほどの影響を持つかを明確に伝えること」

編集=遠藤宗生

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