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1位 ジェリー・サインフェルド(Photo by Gilbert Carrasquillo/Getty Images)

フォーブスがまとめた「世界で最も稼ぐコメディアン」ランキングでは今年、人気コメディードラマ『となりのサインフェルド』の生みの親であるジェリー・サインフェルドが1年間で5750万ドル(約64億円)を稼ぎ、再び王者の座に就いた。

サインフェルドは2017年に結んだネットフリックスとの契約や、Hulu(フールー)での『となりのサインフェルド』全9シーズン配信権から、巨額の収入を得た。さらに、自らの原点であるスタンドアップコメディーからは3000万ドルの興行収入を稼いでいる。

フォーブスが2006年に本ランキングを開始して以降、サインフェルドはほぼ毎年1位となっており、唯一の例外はケヴィン・ハートに首位を奪われた2016年だった。

ハートは今年、サインフェルドとほぼ互角の闘いを繰り広げ、50万ドルの僅差となる年収5700万ドルで2位につけた。ハートの「イレスポンシブル・ツアー」は2018年最大のコメディーツアーとなり、チケット売上枚数は100万枚を超え、ハートに3000万ドル以上の収入をもたらした

ハートは世界興収10億ドル近くの大ヒットを記録した映画「ジュマンジ」のリメークにも出演。最近には、2019年アカデミー賞の司会者に抜擢されたが、過去にツイッターで行った同性愛嫌悪的な投稿に対する批判が噴出したことを受けて司会を辞退した。

今年ランキング入りした10人が2017年6月1日~18年6月1日の1年間で得た収入の総額は、税金や各種手数料を差し引く前の金額で2億9200万ドル(約3250億円)となり、昨年から8250万ドルも減少した。この背景にはネットフリックス契約の減少がある。今年ランク入りしたコメディアンの多くは、ストリーミング配信による収入が昨年から減少した。

ネットフリックスがコメディー界の経済構造を変えたことは疑いがない。ネットフリックスがオリジナル番組制作に投じる年間予算は最大で130億ドル(約1兆4000億円)ともされ、今年だけでもスタンドアップコメディーの特別番組が100本近く配信されている。

編集=遠藤宗生

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