ビジネス

2018.12.21 10:30

「本当のeスポーツ」実現へ、自転車レースのZwiftが134億円を調達


プロとのレースも可能

ズイフトのサービスを利用するライダーたちは、月額15ドルで3Dの世界でのトレーニングやレースを体験することができる。

ズイフターの「ドッペルゲンガー」たちが走行できるのは、(架空の島である)ワトピアのほか、ロンドン、インスブルック(オーストリア)、米ニューヨーク市とバージニア州リッチモンドなどのコースだ。

2018年ツール・ド・フランスに出場した176人のプロ選手のうち、65人はズイフトのメンバー。アマチュアのサイクリストでも、こうしたプロたちとレースができるということだ。

また、ズイフトは2016年、プロのサイクリストを発掘するための「ズイフト・アカデミー」プログラムを創設。参加者は高評価を得たライダーは、サイクリングチームとプロ契約を結ぶことも可能だ。

ユニコーン企業になるのも近いと見込まれる同社は、アクティブユーザー数を公表していない。だが、PCのほかMac、Apple TV、iOS、Androidなどで利用可能なズイフトの登録ユーザー数は、すでに100万人に達している。

編集=木内涼子

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事