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このアプローチにより、アンドピッツァはより迅速に市場にアクセスし、データを活用して不動産戦略の参考とすることができる。

ラストリアは「私たちには市場参入の選択肢が複数ある。空いている最善の場所を選んでうまく行くことを祈るだけではない」と述べた。「拡大戦略の参考とする上で、コスト効果の高い方法だ」

ラストリアは、アンドピッツァのトラック台数を急速に増やすことを計画している。ラストリアによると、こうした配送中心のアプローチは、外食業界では現在非常に重要だ。調査会社NPDグループによると、フードデリバリーの売り上げは、米国で過去5年間に20%の成長を記録し、衰える気配がない。

「第三者デリバリーが今後人気となることを知らずに約230平方メートルのピザ店を購入すれば、売り上げの15%は全く交流したことのない人からもたらされるようになり、敷地のうち約45~90平方メートルは必要なくなる。そうなれば、全く回収できないかもしれないことに金を使っている」とラストリア。

また同社は新たな市場を試すため、小さくて移動可能な「キューブ」と呼ばれる店舗を導入する。これが2つ目の新たな小売形態だ。キューブは約28平方メートルで、組み立て・分解ができる。ラストリアによると、資本が少なくて済むこうした手法を活用することで、柔軟で多様な販売場所を持て、より効率的・効果的に顧客のニーズを満たす拡大モデルを作ることができる。

「不動産の視点から見ると、このサイズが持つ可能性は非常に大きい。大家は従来とは異なる空きスペースを多く所有しており、当社はそのスペースにぴったりはめることができる」とラストリア。

このモデルを活用すれば、アンドピッツァは1年ほどある地点に店舗をオープンさせ、その後は分解して他の地点へ移転することができる。最初の3つのプロトタイプは、第1四半期に首都ワシントンにオープン予定だ。ラストリアは最終的に、トラックとキューブ、従来型店舗を組み合わせることを考えている。

ラストリアによると、店舗の敷地外で運営するビジネスが顕著な成長を見せていることは、全ての外食企業がより小さな不動産モデルについて考える必要性を示している。

ラストリアは「卓越したピザブランドになるためには、こうした柔軟性を持ち、顧客の手の届く範囲にいることが必要。あらゆるブランドは、本拠地とする市場以外で追加の市場を構築しようとすれば多くのエネルギーと時間が必要になることに気づく。こうした手法を取れば、かなり先の地点からスタートできる」と語った。

翻訳・編集=出田静

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