XXXテンタシオンの遺作となるアルバム「スキンズ(Skins)」が先日リリースされ、米ビルボードのアルバムチャート「Billboard 200」で初週1位を獲得した。
ビルボードによると他界したアーティストが、死後に発売したアルバムで首位を獲得したのは、2016年に他界したプリンスのアルバム「TheVery Best of Prince」以来の快挙だという。
12月7日に発売されたスキンズの売上は、1週間で13万2000ユニット(ストリーミングを含めた販売数)を記録した。2017年8月にファーストアルバム「17」を発売したXXXテンタシオンは、今年3月に発表のセカンドアルバム「?」でもアルバムチャートの首位を獲得していた。
わずかな期間しか活動できなかったXXXテンタシオンは、当初はカルト的存在として注目を集めた後、ストリーミングを中心に絶大な支持を集めるスターとなった。
6月の銃撃事件で死亡した直後にリリースされたシングル「Sad」は、全米チャートの首位を獲得。ジョン・レノンらと並び、死の直後にランキングの首位に立つ極めて稀なアーティストたちの仲間入りを果たしていた。
その後、彼のボーカルはリル・ピープやリル・ポンプ、リル・ウェインなどの有名アーティストの楽曲にも取り入れられている。