今年、最もダウンロードされたアプリはフェイスブック傘下の「ワッツアップ(WhatsApp)」で、iOSとアンドロイドで合計7億7900万ダウンロードと推定されている。ワッツアップに次いでダウンロード数が多いのは、フランスのVoodoo社のシンプルゲームアプリの「Helix Jump」で、3億3400万DLだった。
ApptopiaのバイスプレジデントのAdam Blackerは「カジュアルゲームのブームは依然として続いている。Voodooが生んだ中毒性の高いゲームHelix Jumpは、フォートナイトやPUBGよりもダウンロードされた」と述べている。
Blackerによると、Voodooは世界のモバイルゲームアプリ界でトップの実績を誇っており、同社のゲームのダウンロード数の合計は12億件に達しているという。
Apptopiaは本ランキングで、8つのカテゴリごとのトップのアプリのDL数を公開している。今年のランキングの注目点の一つが、ウーバーのアプリが2カテゴリで首位に立ったことだ。配車アプリの「ウーバー」は1億7100万DLでトラベル部門の1位だった。
また、フード&ドリンク部門でもウーバーの「UberEats」が7100万DLでトップだった。
さらに、ソーシャル部門ではフェイスブックの健闘が目立った。フェイスブックは1位にワッツアップを送り込んだのみならず、2位に「メッセンジャー」、4位に「インスタグラム」5位に「フェイスブック」、8位に「メッセンジャー・ライト(Messenger Light)」といった具合に、トップ10のうち6アプリが同社のアプリだった。
ソーシャル部門の3位には中国のバイトダンスの「Tik Tok」が入った。今年は世界で厳しい非難にさらされたフェイスブックだが、アプリのDL数からみると、同社の覇権はまだ続いていきそうだ。
2018年のカテゴリ別のトップアプリとダウンロード数は下記の通り。
ゲーム: Helix Jump /3億3400万DL
ソーシャル:ワッツアップ /7億7900万DL
エンタメ:ネットフリックス /2億900万DL
フード&ドリンク:UberEats /7100万DL
出会い:Tinder /7400万DL
トラベル:ウーバー /1億7100万DL
ショッピング:Wish /1億9700万DL
ミュージック:スポティファイ /2億0600万DL