睡眠を妨げる3つの無意識の癖

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3. 考え過ぎている

睡眠不足の原因として特によく挙げられるものの一つは気が休まらないことだ。複数の研究からは、考え過ぎは健康に深刻な悪影響を与えかねないということが分かっている。それも当然のことだ。人間は数世紀にわたり、ニーズを決定する上で分析・理性・論理をつかさどる左脳を優先してきたため、それが習慣になっているのだ。

今世紀になって、「脳のシンクロナイゼーション(同調)」のメリットが大きく認知されるようになった。健康で満たされた幸せな生活を送るには、右脳と左脳の両方が必要だという考え方だ。

行動学に関するベストセラー作家、ダニエル・ピンクの研究が示すように、右脳を鍛えることの需要は高まっている。就寝前に心を静めつつ右脳を強化できる習慣には、日記や感謝、瞑想、音楽など多くのものがある。こうした習慣の多くは、自分が無意識に行なっている癖をゆっくりと変えてくれる。

「睡眠問題」を解決するために睡眠の質改善に取り組むことは簡単だが、本当の解決策はより深いところにある。睡眠が取れなかったり優先できなかったりする場合、その原因は自分自身の決断や選択にある。自分が現在、なぜこうした決断を下しているのかが理解できれば、人生を再び自分でコントロールできるようになり、健康で持続可能な生活が実現できる。

編集=遠藤宗生

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