イスラエル発の「次世代SNS」、インテルから12億円を調達

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イスラエルのスタートアップ企業が発案したソーシャルアプリ「Wisdo」が1100万ドル(約12億5000万円を超えるシード資金の調達に成功した。Wisdoのゴールは「ソーシャルアドバイス」型のネットワークサービスの実現だ。

同社は「人生で困難に直面している人々に、同じ経験を持つ人々からのアドバイスを与える」という理念を掲げている。WisdoのCEOで共同創業者のBoaz Gaonは次のように述べている。

「このアプリが生まれたのは、私の父がガンにかかったことがきっかけだった。私はガンについて知らず、誰かに助言を求めたかった。同じ経験を持つ人々をマッチングし、各自が持つ知恵をシェアできるサービスとしてWisdoを立ち上げた」と彼は話した。

「人々が人生で遭遇する困難をマッピングし、自分が今どこにいるのか、次はどこに進むべきなのかが分かるプラットフォームを構築しようと思った」と、メディア業界とテクノロジー業界でのバックグラウンドを持つGaonは述べている。

Wisdoは独自の特許取得済みのアルゴリズムを用い、同じ困難を抱えた人々をつないでいく。また、ユーザーに対しどのコミュニティに関心があるかを尋ね、うつ病や不安神経症、子育てや養子縁組など、様々なテーマに特化したグループに参加できる。

さらに、レイプ被害の経験者に特化したコミュニティや、体型のコンプレックスを克服したい人のためのグループもある。また、Wisdoは各ユーザーの属性を分析し特定の経歴をもとに、ユーザーを1対1でマッチングする機能も備えている。

テルアビブに本拠を置くWisdoの今回の資金調達には、インテルキャピタルとその他のエンジェル投資家らが参加した。

編集=上田裕資

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