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I connect the dots between the economy ... and business!

VGstockstudio / Shutter

米国でこの時期にアメリカンフットボールをテレビ観戦すると、クリスマスプレゼントとして自動車やトラックを売り込むコマーシャルが流れることがあり、中には高級モデルを紹介するものもある。

私は、倹約家の妻に5万ドル(約570万円)ものプレゼントをサプライズで渡すとどうなるか想像してみた。妻はプレゼントもサプライズも好きだが、大きな買い物、特に自分の運転する車なら、事前相談が必要であることは間違いない。そこで私は疑問に思った。12月は本当に自動車販売が増える月なのだろうか?

データを見てみよう。米商務省経済分析局では、月別の自動車販売台数に加え、その月の売上高が周辺月の平均と比較して高いか低いかを示す季節的要素を記録している。それによると、12月は長年に渡り自動車販売が冷え込む月だったが、ここ10年余りの12月では車はやや人気商品となっている。

一方で、12月の小売の総売上高は通常月よりも80%多いことを考えると、自動車ディーラーは12月を重要な商戦期とはみていないものの、商機があると捉えていることがうかがえる。

ニュースメディアのなかには、12月が買い手市場だと指摘するものもある。同月は通常、販売が鈍るため、自動車メーカーの売上目標達成のためにディーラーが販売を促進する必要があるからだ。

ディーラーは卸値と小売価格の差額だけでなく、販売台数に応じたインセンティブを受け取っている。インセンティブ受け取りに必要な販売台数に近いもののまだ達していないディーラーは、最後の数台を売り切るため、非常に太っ腹な価格を提示するかもしれない。

クリスマスプレゼントは、サプライズである必要はない。自分の大切な人と、予算や好きなタイプの車について話し合った上で購入して、サプライズを装ってリボンをつけたりしてもいいだろう。クリスマスに車を買っても大丈夫。多くの人がそうしているのだから。

編集=遠藤宗生

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