職場の年末年始イベント 最大限活用する3つのコツ

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年末年始が迫る中、どうしても休暇のことが気になってしまうはずだ。

休暇中のパーティーや集まりの誘いは受けていこう。家族や友人は、あなたのために何らかのイベントを計画しているはずだ。こうした集まりを切り抜けることはおそらくとても楽だろう。しかし、会社からイベントの誘いがあった場合はどうだろう? 職場の年末年始イベントに出席する準備はできているだろうか?

職場の年末年始パーティーは、一見ストレスのないイベントに思えるかもしれない。しかし実際は、とても社交的な従業員にさえ、くつろぎの時間とは程遠い。上司や同僚、自分より地位が高い人と普段よりはるかに長い時間をかけて会話しなければならないと考えると、ひるんでしまうかもしれない。

とはいえ、行くべきかどうか迷っているとすれば絶対に行くべきだ。緊張するかもしれないが、年末年始パーティーは素晴らしいネットワーキングの機会となり、職場の人をより深く理解するきっかけとなる。

本稿では、パーソナルファイナンス企業のソーファイ(SoFi)でキャリアエキスパートを務めるアレックス・ディッキンソンが共有してくれた、職場の年末年始パーティーを最大限活用する3つのコツを紹介する。

1. 事前にパーティーでの会話を計画しておく

自分より地位が高く、ほとんど会話したことがない人と話すことを事前に決めておこう。最高経営責任者(CEO)に質問をする勇気がある場合は、是非挑戦しよう。現実はおそらく計画した通りに進まないだろう。それでも話したい人や会話のきっかけにする質問を事前に考えておけば、不安が少し和らぐかもしれない。

会話を強制してはいけないが、自分の安全地帯から抜け出し、さまざまな人と交流しよう。また一部の人にとっては、第一印象が全てだということを心に留めておくこと。ディッキンソンは「会話後、他者に自分のことをどう思ってほしいかを自問し、その答えに合わせて考えること」を勧めた。

2. フォローアップの余地を残しておく

会話を自然に続けつつ、できる限り短く抑えて興味深いものにする。そうすることで、後日フォローアップとしてランチやコーヒーを通し、話を続ける機会が持てる。パーティーの参加者は互いに話すことで忙しいものだ。マーケティング部の部長と話したい人は他にもいるのに、自分が延々と話を続けてしまい相手の時間を独占するのを避けること。

会話相手への質問リストを全て網羅するのではなく、自分に関心を持ってくれた場合に備え、話題をいくつか取っておこう。個人的に話した方が得るものは多いが、年末年始のパーティーは関係を開始する場としてぴったりだ。ディッキンソンは「軽い会話にとどめるようにし、相手の時間を独占しない。会話が弾んだ場合は、続きは職場で話したいと頼もう」と述べた。

3. 相手に覚えてもらう

良い意味で覚えてもらうことが大事だ。ユーモアや情報提供、知識の共有などを通し、会話相手を楽しませる方法を探す。ディッキンソンは会話のため、(相手についての事前調査を通し)共通点を見つける、新たな情報を与える、相手が書いた業界記事などに関し褒め言葉や意見を共有するなどを提案している。

相手の関心分野について話せば相手の気を引くことができるが、自分を覚えてもらおうとして間違ったことを言ったり、必要以上に会話を長引かせてしまったりすることがないように。大事なのは全員の親友になることではなく、楽しい時間を過ごし、毎日顔を合わせる人たちと楽しい会話を交わすことだ。

翻訳・編集=出田静

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