2. 「あなたのことについて教えてください」で会話を始める
グロスは、充実した会話を始めるために必要な唯一の言葉は「あなたのことについて教えてください」だと学んだ。このような漠然とした質問をすることで、会話を相手の立場に合わせることができ、「仕事は何をしていますか？」のような具体的な質問を避けることができる。グロスの目標は、相手が現在に至るまでの経緯を理解することだ。グロスは、私たちのような一般人もこれを会話の目標とするよう勧めている。
3. 好奇心を持つ
相手の発言に心から興味を示すこと。可能であれば共通の経験について述べ、相手の発言への共感を示す。これにより、コミュニケーションによって構築される絆が強くなる。
4. （可能であれば）面白い人になる
面白い人になれなくても、元気に話すようにしよう。人は、話していて楽しい人に心を開くものだ。
5. 自分が議論したいことに話を戻す
採用面接で、面接官があまり自分を評価していないと感じたら「ある体験を共有させてください」と言い、自分の才能や優れている点について話そう。
6. 身ぶりに注意する
グロスは「他者が関心を失っているときには、それに気づくことが大事」と述べた。そうすれば、相手を退屈させ過ぎなくて済む。またグロスは、相手が際限なくしゃべり続けている場合、「本当はもう少しお話ししたいのですが、次の予定に遅れそうです」と正直に言って会話を終えることを勧めている。
年末年始にかけて人と関わる機会が増えたり、初めてのデートに出かけたりするかもしれない。その時はここに挙げた6つのコツを実践し、魔法のような効果が出ることを確認しよう。
