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I cover the control of content on the internet.

(Photo by Carlos Becerra/Anadolu Agency/Getty Images)

キューバでは12月6日から、一般人のモバイル端末からのインターネット接続が解禁された。これは同国の史上初の出来事だが、費用をまかなえる国民は少ない。

キューバ国営の通信キャリアETECSAのプレジデント、Mayra Arevichがサービスの始動を宣言した。ETECSAの公式サイトによると、同社は3G通信をサポートし、通信帯域は900メガヘルツだという。

キューバではこれまで、インターネット接続は厳しく制限されており、旅行者が泊まるホテル周辺でのみ利用可能だった。2013年にキューバ政府は複数のインターネットカフェの設置を開始しており、WiFiスポットからの接続は可能になっていた。しかし、モバイルからの接続はEメールへのアクセスのみに限定されていた。

キューバ政府はここ2年間、3Gネットワークの整備を進めてきた。今年7月には、政府関係者やビジネス関係者らの間で利用可能になり、ジャーナリストが国営メデイアのニュースを閲覧することも可能になった。そして8月には、全国の携帯端末ユーザーらに、9時間限定でインターネットを利用可能にするテストが行われた。

当時、接続スピードは極めて遅く、多くのユーザーが電話をかけられなかった。また、テキストメッセージのやりとりも出来なかったという。

ETECSAは12月6日から8日にかけて、段階的にサービスを拡大していくが「特定のエリアにおいては接続に問題が生じる可能性もある」と述べている。

キューバ国民の平均的な月収は30ドル程度とされているが、今回のモバイル通信の料金は600メガの容量が約7ドルで、4ギガの場合は約30ドルとされている。

また、このサービスでは一部のサイトがブロックされており、米国資本の反共産主義的サイトは閲覧不可能となっている。

編集=上田裕資

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