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恒例のフォーブス「作家年収ランキング」が、今年も到着した。ベテラン勢に、10代向け小説の作家が挑む構図になった。

2014年の「作家年収ランキング」で1位に輝いたのは、代表作に『闇に薔薇』などがある犯罪小説家のジェームズ・パタースン。『ダ・ヴィンチ・コード』の著者、ダン・ブラウンに大差をつけての栄冠だ。

 今年、注目すべき点は、ベロニカ・ロスやスーザン・コリンズのような、主に10代を対象読者とした、いわゆるジュブナイル小説の書き手がランクインしていること。前者は『ダイバージェント』、後者は『ハンガー・ゲーム』が映画化されるなど、メディアミックスとの相乗効果で売り上げを飛躍的に伸ばしている。実際、全米図書協会のクリス・シューメーカーも「(書籍の)宣伝やセールスにハリウッド映画は効果的」と明かす。

 偶然か、それとも計算か。6位タイのジョン・グリシャムとスティーブン・キングもそれぞれ、『評決のとき』と『シャイニング』の続編を最新作で書き下ろしている。テレビドラマ化や映画化を意識した作品づくりが、出版の新たな潮流となりそうだ。



1位 ジェームズ・パタースン 年収:9,000万ドル
1947年ニューヨーク州生まれ。76年のデビュー以来、累計3億冊以上を売ってきた彼は、現在も共著を含めて年間14冊を発行している。今年は、個人書店を支援するために100万ドルを寄付したことも話題になった。

2位 ダン・ブラウン 年収:2,800万ドル
1964年ニューハンプシャー州生まれ。映画化された『ダ・ヴィンチ・コード』の生みの親として知られるブラウンは、同シリーズ4作目に当たる『インフェルノ』が絶好調。アメリカだけで140万部も売り上げている。

3位 ノーラ・ロバーツ 年収:2,300万ドル
1950年メリーランド州生まれ。2003年には計12冊がそれぞれ100万部を突破した「ロマンス小説の女王」だが、昨年は一冊も大台に届かず。それでも、ペーパーバックや電子書籍の売り上げもあって3位に入った。

4位 ダニエル・スティール 年収:2,200万ドル
1947年ニューヨーク州生まれ。40年の作家生活で128作を書いてきたスティールは、得意のロマンス小説のみならず、児童小説やノンフィクションにも挑戦してきた。今までに累計6億部以上を売り上げている。

5位 ジャネット・イヴァノヴィッチ 年収:2,000万ドル
1943年ニュージャージー州生まれ。賞金稼ぎステファニー・プラムが活躍するシリーズの20作目『テイクダウン・トウェンティ』で収入を伸ばしたイヴァノヴィッチ。同シリーズ最新作は、今年の6月に発売されている。

6位 ジェフ・キニー 年収:1,700万ドル
1971年メリーランド州生まれ。ゲーム・デザイナーのキニーは、映画化された『グレッグのダメ日記』シリーズで有名作家に仲間入りした。昨年発売された同シリーズ8作目は、アメリカだけで300万部も売れている。

6位 ベロニカ・ロス 年収:1,700万ドル
1988年ニューヨーク州生まれ。ノースウェスタン大学4年次の冬休みに書いた処女作『ダイバージェント』が映画化され、大ヒットを記録。2017年までに、全3部作がアメリカで劇場公開される見込みだ。

6位 ジョン・グリシャム 年収:1,700万ドル
1955年アーカンソー州生まれ。映画化された『評決のとき』『法律事務所』のように、弁護士時代の経験を活かした作品が多い。昨秋には、『評決のとき』の続編となる『シカモア・ロー』を書き下ろしている。

6位 スティーブン・キング 年収:1,700万ドル
1947年メイン州生まれ。モダン・ホラー小説で名高いキングだが、ファンタジー小説の『グリーンマイル』や、SF小説の『アンダー・ザ・ドーム』など幅広い作風を誇る。昨年は『シャイニング』の続編が話題に。

10位 スーザン・コリンズ 年収:1,600万ドル
1962年コネチカット州生まれ。映画『ハンガー・ゲーム2』のヒットも手伝い、2013年には『ハンガー・ゲーム』3部作が計330万部も売れた。前職は児童向けテレビ番組の構成作家で、児童小説も書いている。

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