フランスのロックバンド「PHOENIX」公認
楯の川酒造「楯野川 純米大吟醸 PHOENIX」720ml 2000円 1800ml 3801円(問い合わせ:楯の川酒造 info@tatenokawa.jp)
食の都パリで日本食材・日本酒の小売店、レストランをオープンし、和食・日本酒の普及に尽力した黒田利朗が、2017年2月にパリの病院で逝去。
フランスで結成されたロックバンドPHOENIXメンバー クリスチャン・マゼライは、以前より日本酒に興味を持ち、なかでも楯野川を愛飲していたことから、黒田のこれまでの日本酒啓蒙活動に心からの感謝の意を込めて商品化に至った。全米日本酒歓評会の国際酒コンペでは準グランプリを受賞した。
今後も黒田のオマージュを継続するために「PHOENIX SAKE COLLECTION」という日本酒プロジェクトを立ち上げた。第二弾は商品化に向けてクラウドファンディングを実施し、1週間で目標を達成。ちなみに、同蔵は、昨年、精米歩合1%の日本酒史上初となる商品「純米大吟醸 光明」(10万円)の発売で業界を驚かせた。
未来を見据えたSAKEブランドが誕生
SAKE100「百光 -byakko-」720ml 1万8300円(送料込)(問い合わせ:info@sake100.com)
「SAKE100」とは、日本酒に特化した事業を展開するベンチャー企業・Clearが、2018年7月にスタートしたプレミアム日本酒ブランド。全国から厳選した酒蔵とタッグを組み、100年先にも色褪せることのない"未来にあるべき価値"をもつ日本酒を、最高峰の技術によって造り上げる。
第1弾商品「百光」は、国内有数の酒造技術をもつ山形県・楯の川酒造とともに開発。同蔵は、全国でも類を見ない「全量純米大吟醸蔵」として注目されている。
契約栽培・有機栽培で育てられた山形県産の出羽燦々を全量使用し、精米歩合は18%。0.5度に保たれた冷蔵倉庫で貯蔵している。ユリの花を思わせる穏やかで上品な香りと、なめらかなテクスチャーが印象的だ。瑞々しく澄んだ甘味と米本来の旨味が舌の上でゆるやかに広がり、心地良い余韻が伸びていく。
紹介した4銘柄共に、単に磨いているだけではない。+αの価値を備え、それぞれの蔵の個性を表現している。海外からの需要も高まる昨今。これからますます、高価格帯の日本酒が登場するはずだ。