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2018.12.05

アディダス、ブランド大使K・ジェンナー起用の新作広告発表

カイリー・ジェンナー(Photo by Erik Voake / Getty Images for Adidas)

今年8月、モデルで連続起業家のカイリー・ジェンナー(21)が独スポーツ用品大手アディダスのブランドアンバサダー(大使)に就任すると発表されて以降、同社はカイリーが登場する最新広告の画像を公開してきた。同社の広告デビューを果たしたカイリーは続いて、スニーカー「ファルコン」の2019年春夏コレクションでも起用された。

ファルコンはカイリーの生まれ年である1997年発売の「ファルコンドルフ(Falcon Dorf)」のデザインを大きく踏襲したスニーカーだ。カイリーはアディダスで主にファルコンの宣伝を担ってきており、同製品の需要はカイリーの広告起用後に急増したとみられている。カイリーはこれ以外にも、同社2019年春夏コレクションの広告で、新作トレーニングウエア「コイーズ(Coeeze)」を着て登場している。

カイリーが競合企業プーマとの広告契約を終了した直後に発表されたアディダスでのデビュー広告と同じく、新たな広告画像はファルコンのデザインの原点である1990年代にインスピレーションを得ている。

2019年春夏のファルコンシリーズは、12月6日に発売予定だ。今季と前季(秋冬)の違いは色展開にある。最新モデルはメタリックゴールドやホワイトなどの色を基盤とし、ピンクやパープル、ネイビー、レッドの色があしらわれている。

新たに発表されたコイーズのスポーツウエアは、ファルコンスニーカー最新モデルと同日に発売予定だ。こちらはレッドとパープルの2色展開で、クロップTシャツも用意されている。

カイリーは化粧品企業カイリー・コスメティクス(Kylie Cosmetics)を創業しており、フォーブスは今年、同社の価値を約10億ドル(約1130億円)と見積もっている。また、カイリーのインスタグラムのフォロワー数は1億2000万人に上っており、ジェネレーションY・Zをターゲットとするブランド各社は、ファッションやコスメ、メディアの各界で活躍するカイリーと提携しようと列をなしている。

カーダシアン・ジェンナー家の末っ子であるカイリーは今年、姉のキム・カーダシアン、コートニー・カーダシアン、クロエ・カーダシアン、ケンダル・ジェンナーと共に、カルバンクラインのジーンズと下着の広告キャンペーンにも起用された。

編集=遠藤宗生

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