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panuwat phimpha / Shutterstock.com

米国のサンタクララと上海に本拠を置く中国のスタートアップ「Agora.io」が、米中の大手ベンチャーキャピタルから、7000万ドルの資金調達を実施した。Agora.ioは中国のシャオミやMomo(陌陌)が運営する動画ストリーミングサイトに、ライブチャット機能を提供する企業で、累計の資金調達額はこれで1億2500万ドル(約141億円)に達した。

今回の調達ラウンドはニューヨークのヘッジファンドのCoatue Managementが主導し、SIGや中国のMorningside、Shunwei Capitalらも参加した。

Agoraの創業者でCEOのTony Zhaoは、中国の動画ストリーミングアプリ「YY(歓衆時代)」の元CTOで、2007年にシスコに買収されたウェブ会議システムのWebExの創業にも関わっていた。Zhaoは中国と米国の双方で。テック業界のバックグラウンドを持つ人物として知られている。

Agoraは今回の調達資金でテクノロジーを増強する。ライブ動画が全盛期にある中国で、同社のAPIは企業がライブチャット機能を実装するためのツールとして、活用されている。同社は200カ所のデータセンターを構え、月あたりの通信処理時間は100億分にも達している。

「当社はリアルタイムのボイスコミュニケーション分野で、新たなカテゴリを創出し、利用者のエンゲージメントを高めている」とZhaoは話した。

今回、同社に出資したShunwei Capitalはシャオミのレイ・ジュンが設立したベンチャーキャピタルだ。シャオミは同社のスマートフォンやIoTデバイスに、Agoraのテクノロジーを導入しようとしている。

Agoraの顧客企業には、他にThe Meet Groupがあげられ、同社もAgoraの技術を活用して、ライブ動画配信やEコマース、ゲームや教育アプリの開発を行っている。

編集=上田裕資

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