フォーブス ジャパン コミュニティプロデューサー


今後、規模拡大に伴い、インターンやメンタリングのみならず研究も世界各地で取り入れていく予定だ。

この教育プログラムについて、SlushのCEOアンドレアス・サアリはForbes JAPANの独自取材に「様々な起業家と話しているうちに、起業家精神を育てる環境がないという問題点に直面した。話し合いの結果、私たちで独自にプログラムを立ち上げることにした」と語った。

リリースではオックスフォード大学のサイード・ビジネス・スクールで教鞭を執るトーマス・ヘルマンがコメント。「起業家は生まれつき起業家だという神話がある。しかし、実際は起業家は学ぶのである。そして、彼らが学ぶことができるならば、私たちは人々を(起業家になるために)教育することができるのだ」としている。

Slushはその立ち上げから丸10年。「ぬかるみ」の中で世界のスタートアップや投資家らが混ざり合い、もがきながら成長してきた。起業家と投資家の良好な関係性を構築するエコシステムが生まれるなど、一定の成果を挙げ、世界でも名高いスタートアップイベントに成長した。

この11年でスタートアップを巡る環境はグローバルで格段に向上した。優秀な人材もリスクマネーもどんどん集まっている。世界で続々と起業家が生まれていく玉石混交の中で、トップの起業家を囲い込み、次のグーグルやフェイスブックを生み出していくのが狙いだろう。

運営側がスタートアップの今後を見据え、より素晴らしい起業家を生み出すためのサステナブルな仕組みづくりの主体として機能しようと志向するのは時代の必然だ。

Slushは12月5日まで開催される。今年の目玉としては他に、アマゾンCTOのワーナー・ヴォゲルスによるスピーチ、ペイパルCOOのビル・レディーによるスピーチなどが予定されている。

文=井土亜梨沙

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