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Galaxy S9 Plus(Hanna Kuprevich / Shutterstock.com)

サムスンはGalaxy Sシリーズの誕生10周年となる2019年に、画期的端末をリリースしようとしている。最新モデルのGalaxy S10シリーズには、少なくとも4機種が用意され、最大で6個のカメラを搭載、5G通信に対応し、サムスン史上最大のディスプレイを持つモデルも発売される見込みだ。

しかし、ここで気がかりなのは、これらの最新端末には一つの「妥協」が存在することだ。この妥協は有力なリーク情報筋からも確認された。

今年に入り、Galaxy S9やNote 9の仕様を正確に予言した有名リーカーのIce Universeが、Galaxy S10の全モデルのディスプレイが「穴あき仕様」になると述べている。

「S10 LiteやS10、さらにS10+は全て、穴あき仕様のスーパーAMOLEDディスプレイを搭載する。しかし、S10+はフロントカメラがデュアル仕様になるため、微妙に異なるデザインになる」とIce Universeは述べている。

Ice Universeが指摘する「穴」に関しては、サムスンも公式に認めている。サムスンはこの穴あきディスプレイを「Infinity-Oディスプレイ」と呼んでおり、フロント画面の上部の左端にカメラ用の穴がある。Infinity-Oディスプレイの採用により、上部のベゼル面積を削減可能だが、通知エリアに穴があることは一部のユーザーに敬遠されるかもしれない。

また、この穴の存在によって、顔認証モジュールを搭載するスペースが狭められることになる。そのため、顔認証を優先するサムスンの競合らは、この穴あきディスプレイの搭載を見送っている。

筆者個人としては、今やスタンダードとなったノッチ式のデザインのほうが、ディスプレイを大型化できるため、好ましいと考えている。また、カメラと顔認証センサーを一体化した新たなインフィニティディスプレイが実現できるのであれば、ノッチ部分にそれを搭載したほうが合理的だろう。しかし、このテクノロジーが実現できるのは、2020年以降になるという。

また、もう一つのGalaxy S10の特徴は、この端末が史上初のマス向けの5G対応端末(これはS10シリーズの一部のモデルになる可能性も高い)になることだ。社内のコードネーム「Beyond X」で呼ばれる6.7インチの機種は、iPhone Xの強力なライバルになり得るし、安価なエントリーモデルも用意されるという。

ここまでの情報から考えて、サムスンが穴あきディスプレイで競合を追撃しようとする姿勢はかなり明確になっている。同社がこの新型モデルを市場に投入すれば、他社を大きく引き離すことも考えられる。

編集=上田裕資

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