生産性が下がる年末 最後までペースを維持する3つの方法

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2. 音楽を聞きながら作業する

開放型のオフィスで働いている場合、仕事に集中する上で効果的なのがヘッドフォンだ。音楽心理学誌サイコロジー・オブ・ミュージック(Psychology of Music)に2005年に掲載された論文によると、音楽を聞きながら作業をすれば業務をより迅速に完了できることが分かっている。

ただし、どのような種類の音楽でも同じではない。集中力をそがれないようにするには、歌詞が含まれない比較的単純な構造の音楽が一般的に良い。迷う場合はクラシック音楽を選ぶのが確実だ。また、自然の音やアンビエントミュージック(環境音楽)、ビデオゲームのサウンドトラックなどを実験的に試してみてもよいだろう。

また、ヘッドフォンをつけているだけでも効果的だ。集中度が増せば生産性は上がるものの、自分の所に来ておしゃべりする人が常にいる状態では仕事の流れが維持できない。ヘッドフォンをしていれば、たとえ音楽を聞いていなかったとしても、邪魔してほしくない状態にいることを同僚に理解してもらえるため、同僚に何気なく質問や会話を持ち掛けられて仕事を中断される事態を避けられる。

3. 新年の抱負への取り組みを早めに始める

ジム通いを始めるのに元日まで待つ必要はない。運動は、仕事の生産性向上に大きな効果があることが研究から示されており、モチベーションは41%、集中力は21%、時間内に仕事を終わらせる確率は22%改善する。こうした結果を得るためにジムで何時間も過ごす必要はなく、1日30分もあれば十分だ。アラームを30分早めに設定し、ランニングマシーンを使おう。そうすれば1日中、朝の運動の効果を実感できるはずだ。

重要なのは一貫性

生産性向上のためどのようなコツを試すにしても、最も重要なのは一貫性を持ち、状況的に難しいときや気が進まないときでも同じことを毎日続けることだ。すべきことを続ければ結果はついてくると信じ、実践しよう。これこそ、より多くのことを達成し、仕事での満足度を向上させる習慣を構築するため必要なことだ。

翻訳・編集=出田静

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