モバイル決済の最先端に立つアフリカ、M-Pesaがペイパルと連携

(Photo by Brent Stirton/Getty Images)


ビル&メリンダ・ゲイツ財団も期待

MTNはオレンジと合弁会社を立ち上げ、新規に「Mowali」という名のモバイル決済サービスを始動させるとアナウンスした。これは、アフリカ各地に存在するモバイル決済を、相互に利用可能にするサービスだ。

「MowaliはMTNのMobile Moneyと、オレンジのOrange Moneyを結びつけ、1億件以上のモバイル決済アカウントを連携させる。今後はその他の事業者との提携も進め、アフリカの3億3800万件のアカウントをつないでいく」と同社は宣言した。

ビル・ゲイツが設立したビル&メリンダ・ゲイツ財団で、貧困層のための金融サービスを担当するKosta Pericは「金融サービスを全ての人に開かれたものにするための、最大の課題が、プラットフォームをまたいだ相互運用の仕組みの整備だ」と述べた。

「オレンジやMTNらの取り組みはアフリカの人々に、デジタル金融サービスへの参加機会を与える。新たなイノベーションが貧困を解決し、経済成長を牽引していこうとしている」とPericは続けた。

編集=上田裕資

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