最も稼ぐ30歳未満のセレブ、首位は21歳 年収190億円

カイリー・ジェンナー(Photo by Noam Galai / FilmMagic)

リアリティ番組の「カーダシアンファミリー」の末っ子として知られるカイリー・ジェンナーは、今年7月のフォーブスの「アメリカで最も成功した女性」(America’s Richest Self-Made Women)ランキングに、弱冠20歳で登場した。

現在21歳の彼女はわずか2年前に、コスメブランド「Kylie Cosmetics」を設立し、30歳未満のセレブリティとしては最多の年収を稼ぎ出す存在となった。ジェンナーは2017年6月1日からの1年間で1億6650万ドル(約190億円)の収入を得て、今年のフォーブスの「世界で最も稼ぐ30歳未満のセレブリティ」ランキングで1位に立った。

2位に入ったのはエド・シーランで年収は1億1000万ドル。27歳の英国のシンガーソングライターの収入の大半は、ツアー活動からだが、ストリーミングからも膨大な報酬を得ている。

3位はブラジルが生んだサッカー界のスーパースターのネイマールで、年収は9000万ドル(約102億円)だった。30歳未満で最も稼ぐセレブリティのほぼ半数がスポーツ選手だ。上位10名の内訳は、リアリティ番組出身のスター(カイリー・ジェンナー)が1名、ミュージシャンが4名、残りの5名がアスリートだった。

本ランキングのもう一つの特徴といえるのが、女性が少ないことで、トップ10に入った女性はジェンナーとテイラー・スウィフトのみとなっている。

ただし、アルバム「Reputation」の成功や同名のワールドツアーから年収8000万ドルを稼ぎ出したテイラー・スウィフトは巨大な存在感を誇り、4位にランクインした。スウィフトは先日、ユニバーサルと新たなレコーディング契約を交わし、前払金の額は2億ドルに及んだとも報じられている。この金額を算定に入れれば、彼女は本ランキングの首位に立つこともできた。

ボクシング界ではフロイド・メイウェザー・ジュニアが引退して以降、急激に注目を集めているのがカネロ・アルバレスだ。彼とゲンナジー・ゴロフキンの対戦は、130万人がペイパービュー視聴を行い、アルバレスは4450万ドルの報酬を得た。

現在28歳のアルバレスはスポーツに特化したストリーミングサービス「DAZN」と、5年間11試合の配信契約を交わし、契約金は最低でも3億6500万ドルと報じられている。

フォーブスは本ランキングの集計にあたり、各人の2017年6月1日から1年間の収入を推計した。金額は税引前のもので、エージェントやマネージャー、弁護士への支払い費用は差し引かれていない。推定にあたってはポーラースタープロのデータを参考にしたほか、関係者へのインタビューも行った。

下記にランキングの上位10名を掲載する。

1. カイリー・ジェンナー
年収:1億6650万ドル(約190億円)
職業:パーソナリティ

2. エド・シーラン
年収:1億1000万ドル
職業:ミュージシャン

3. ネイマール
年収:9000万ドル
職業:サッカー選手

4. テイラー・スウィフト
年収:8000万ドル
職業:ミュージシャン

5. ザ・ウィークエンド
年収:5700万ドル
職業:ミュージシャン

6. ジェームズ・ハーデン
年収:4640万ドル
職業:バスケットボール選手

7. アンドリュー・タガート(ザ・チェインスモーカーズ)
年収:4550万ドル
職業:ミュージシャン

8. カネロ・アルバレス
年収:4450万ドル
職業:ボクシング選手

9. デレック・カー
年収:4210万ドル
職業:アメリカンフットボール選手

10. ジョーダン・スピース
年収:4120万ドル
職業:プロゴルフ選手

編集=上田裕資

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