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──葦原さんの中で課題、まだまだここ出来そうだなというところはありますか?

葦原:課題はいっぱいありますよ。もっとやらなくてはいけない事、やりたい事も山ほどあります。

3つぐらい挙げるとすると、1つ目はアリーナですね。アリーナが街の真ん中に出来る世界を実現したい。クラブとアリーナが一体で経営出来ることで世界が変わるんです。ソフトとハードの一体経営が1+1を3にする。ここ10年が勝負だと思っています。

2つ目はずっと言っているデジタルマーケティングですね。何年も言っている割にはホームページが重いだとか、インターフェイスが使いづらいといった声は頂いているので、いま再設計している最中です。来年に向けて、みなさんのご期待に沿えられるよう頑張りたいと思います。

データを貯めるのではなく、どう使っていくのか、お客様にもっとよい環境で購入いただけるものをつくっていこうと思っています。

3つ目は「B. LEAGUE Hope」(社会的責任活動)ですかね。今後、5年で日本でも大きな分野になってくると思います。協賛が欲しいからやるのではなく、なんでスポーツ団体をやっているのかという根底の部分かと思います。この分野は難しいので、僕もまだ勉強中です。



──これまでスポーツビジネスは旧態依然とした会社が多かったですが、IT企業などの参入によりナレッジシェアの考えが増えてきたかと思います。

新しい方々の参入はとても大事です。ITの方々は文化として、新しい何かをやるマインドを持っている人達が多いですからね。

ただ、間違わないでほしいのは「競合の定義」。 例えば、プロ野球のセ・リーグがパ・リーグのようにマインドシェアが活発化していない理由は、マーケット上で他球団を敵だと思っているからです。

僕からするとGDPが500兆円のうち、スポーツが5.5兆円。そしてプロ野球全部の売り上げだけでも1800億円。エリアもバラバラで食い合うはずがないですよね。まずはスポーツのパイを大きくしないといけないと思います。そうしないとアメリカとの差が更に広がってしまいます。

競合を他球団だと思うのか、それとも…。夜6時から居酒屋で飲んでいる方々いますよね。そこじゃないかと思います。他球団も関係ないし、スポーツも関係ないし、みんなでパイを大きくしていかないといけないと思います。スポーツ界全体として問題意識を持っておかなくてはいけないですね。

スポーツ界全体で“BREAK THE BORDER”していかない事には日本にはスポーツは根付かないと思います。

文=新川 諒 写真=帆足宗洋

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