1. 「御社のビジネスは何ですか?」と聞くこと
これは命取りになる質問で、絶対に聞いてはいけない。面接官は、あなたが最低でも面接前にある程度の時間を取り、会社のことを調べられたはずだと感じる。その会社の専門家になり、決算書を引用し、取締役会のメンバーの名前を全て挙げることが期待されているわけではないが、企業が提供する商品やサービスに関する情報を少しは理解しておくべきだ。この質問をしてしまうと、その企業に関心を持っていない、あなたに知的好奇心がない、どうかすれば非常に頭が悪いということを示してしまう。
2. 面接官に親しく接し過ぎること
面接が非常にうまく行き、冷淡で堅苦しい尋問のような会話から友好的で親しみのある会話に変わることがある。そうした親しみのある会話から、面接官との間に絆が生まれることもある。こうした流れにわれを忘れてしまうのは簡単だ。気づかずに警戒を解いてしまい、汚い言葉遣いをしたり不適切なことを言ったり、下品な冗談を言ってしまったりすることもある。そのわなにはまってはいけない。親しみのある態度で接することは構わないが、友達のように接しないこと。面接官には夕食を共にしたい好感の持てる人物として認識されても、信頼できる従業員として見られないかもしれない。
3. 金銭面や役職、休暇などを先に聞くこと
最初から給料やボーナス、役職、休暇の方針、福利厚生について質問してはいけない。こうした重要な点を知りたい気持ちは分かるが、それは後の方に取っておこう。人材を必要としている部署の管理職など、応募先の会社の人にはまず、あなたのことを気に入ってもらいたいはずだ。あなたのことについて何も知らず、あなたがもたらす価値を理解していない人が金銭面について話そうと考えることはない。自分の価値を証明してから報酬について話すこと。
4. 前職の上司や同僚について悪口を言うこと
あなたの前の上司は悪魔のような人物で、元同僚はうわさ話をしてばかりのつまらないひきょうな人だったかもしれない。しかし、それを面接官に話してはだめだ。前職について悪口を言えば、それがたとえ真実であっても、面接官はあなたのことを反抗的な人物、または隠れて悪口を言う信頼できない人物として認識するかもしれない。そうなれば相手は、あなたが自分の悪口を言うはずだと考える。さらに、問題の原因は元同僚や上司ではなく、あなた自身だったのではないかと思われるかもしれない。