「Variety」によると、この作品は全世界1400の劇場の約2700スクリーンでアンコール上映される。今回の上映はまず英国で始まり、12月にかけて米国やオーストラリア、ドイツ、ラテンアメリカ諸国、インドネシア、インドでも開始される。
「Burn the Stage:the Movie」は北米で11月18日までの間に360万ドルの興行収入をあげ、世界での興収は1400万ドル(約15億8000万円)近くに達した。動員数では2014年のワン・ダイレクションの映画「Where We Are」の初週120万人を超える、140万人を達成しており、イベント関連の映画としては過去最高記録となった。
BTSのアルバム「Love Yourself:Tear」は今年5月、全米アルバムチャートの「ビルボード200」で、Kポップのアーティストとして史上初の1位を獲得した。それに続くアルバム「Love Yourself:Answer」も9月に、同チャートの首位を獲得した。
現在、ワールドツアー中のBTSは北米のアリーナでの14公演をソールドアウトにし、Kポップアーティストとして初の、米国のスタジアム公演となるニューヨークの「Citi Field」での公演も売り切れた。
BTSのアルバム「Love Yourself:Answer」は先日、全米レコード協会(RIAA)から、Kポップ初のゴールド認定(売上50万ユニット)を受けた。また、ビルボードのシングルチャート「Hot 100」入りを果たした楽曲数で、これまで韓国人アーティストで最多記録を保持していたPsyを上回った。
6カ月という短い期間に2枚のアルバムとコンサート映画を公開すれば、通常はファンに飽きられるものだが、BTSは全てを成功させてきた。多くのアーティストが巨大アリーナでの継続的な集客に苦戦する一方で、BTSは北米ツアーにおける公演数を絞り込み、全日程を即座にソールドアウトにした。
人気の高まりにつれ、BTSは他のアーティストなら疲弊してしまう頻度で新たな作品をリリースしているが、ファンたちはそれに飽き足らず、彼らの新たなパフォーマンスを待ち望んでいる。