閉じる

PICK UP

I study the world's most powerful consumers -- The American Affluent

米コスメブランド「Glossier」(Photo by John Sciulli/Getty Images for Nasty Gal)

ミレニアル世代の最高経営責任者(CEO)、エミリー・ワイスが2014年に立ち上げた米国のグロッシアー(Glossier)は、基本に立ち戻ることを重視した“デジタルネイティブ”のコスメブランドだ。同じミレニアル世代を中心に、熱狂的な人気を得ている。

ファッション誌「ティーン・ヴォーグ」からキャリアをスタートさせたワイスは、複数の女性誌の編集に関わり、2010年から自身のブログ「Into the Gloss」で美容関連の情報を発信し始めた。

グロッシアーの社長兼最高財務責任者(CFO)のヘンリー・デイビスは自社について、「人の力によって機能する美のエコシステム」だと説明する。そして、その成功を支えているのは、次に挙げる5つの「C」から始まる言葉が示すものだという。

・Customers(顧客)

デイビスによれば、その他のコスメブランドとグロッシアーの違いは、同社が顧客層を明確に把握していることだ。

「グロッシアーの顧客はサイコグラフィックス(心理学的属性)によって明確に分類されている。自分たちの生活において、美がどのような役割を果たすかを理解している人たちだ」

「グロッシアーが最も重要なことだと考えるのは、個人がそれぞれのスタイルを選択する力だ」

・Contents(コンテンツ)

デイビスによれば、グロッシアーの成長を主に支えているのは同社が提供するコンテンツだ。コンテンツには商品の使用方法や、美容に関する質問への回答などが含まれている。

ワイスのブログのほか、フェイスブック(約10万)やツイッター(約20万)、ユーチューブ(約13万)、ピンタレスト(7万6000)などで情報を共有している(かっこ内はフォロワー数)。また、現在のグロッシアーのインスタグラムのフォロワーは、およそ150万に上る。

・Conversations(対話)

ブログとソーシャルメディアがそのルーツであるグロッシアーは、フォロワーや閲覧者との双方向のやりとりを最大限に活用している。同社にとっては自らフォロワーに伝えようとすること以上に、その人たちが同社に何を伝えようとし、また同社をどのように評価しているかということが重要だ。

また、商品の開発についてデイビスは、それが顧客にとって必要なものであり、顧客の日常をより良い物にするものだということが分かってから開始すると説明してる。

編集=木内涼子

あなたにおすすめ

合わせて読みたい