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ドラマ「シリコンバレー」のポスター(EQRoy / shutterstock.com)

HBOのドラマ「シリコンバレー」は2014年にオンエアを開始以来、米国西海岸のスタートアップカルチャーを描いた作品として人気を博してきた。わがまま放題なベンチャー投資家や、人づきあいが苦手なITエンジニアが登場するこのドラマは、シリコンバレーの起業家とその周囲の人々を、風刺を交えつつ生き生きと描いている。

しかし、一般的には単なるコメディと思われているこのドラマを、ビル・ゲイツが熱心に観ていることが明らかになった。「シリコンバレーで起きていることを理解したい人は、HBOのあのドラマを観るべきだ」とゲイツは自身のブログで書いた。

「ドラマの登場人物たちは、私にとって身近に感じる人ばかりだ。プログラミングに関しては非常に優秀だけど、人づきあいがさっぱり駄目みたいな。ドラマのなかで『Pied Piper』という企業を創業するリチャードみたいな人物も本当にいる。彼は優れたプログラマーだけれど、人のあつかい方を知らないんだ」

ゲイツは、シリコンバレーのシーズン4を全て観終わったところで、これからシーズン5にとりかかるのだという。「私の友人のなかには、あのドラマは人をバカにしているから観たくないという人もいる。でも、彼らに私は必ずいう。『絶対に観るべきだよ。この作品は決して、必要以上に人をからかう内容ではないんだ』」

このコメントから考えて、ゲイツはシリコンバレーの過去のエピソードを繰り返し観ているのかもしれない。シーズン4に出てくる、チームビルディングに関するエピソードなどが、彼のお気に入りかもしれない。

しかし、ゲイツは一つだけこのドラマに不満があるようだ。「私の経験では、小さな企業に出来ることは限られている。その一方、大企業には小さな企業には不可能な規模の投資を、長期的スタンスで行えるという利点がある」と、ゲイツはドラマに登場するスタートアップ企業と、大企業Hooliの描かれ方について述べた。

「でも、挑戦者であるスタートアップ側の視点に立ったほうが、ドラマは面白くなる」とゲイツは述べている。「このドラマは笑ってしまうエピソードが満載だ。今後も観続けていきたい」と彼はブログに書いている。

編集=上田裕資

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