英女優が語る、女性が自分の価値を再確認する3つの方法

ジャミーラ・ジャミル(Photo by Roy Rochlin/Getty Images)


商品だけでは終わらない。ジャミルは、ソーシャルメディア上で悪影響を与えるインフルエンサーの支援をやめることもできると話す。

「私たち全員が有害なインフルエンサーのフォローをやめれば、こうしたインフルエンサーの力は弱まり、ブランディングや広告に使われにくくなる。そうすれば、こうした人物からの有害なメッセージを見ずに済む。こうしたインフルエンサーに資金を提供しているのも私たち自身だ」

3. 自分の価値基準をリセットする

ジャミルの長期的な目標は、社会の中での女性の見方をリセットすることだ。ジャミルは、女性の体をフォトショップなどの画像加工アプリケーションで編集することをやめるのが最初のステップだと考えている。

「エアブラシを使った体の補正に関するルールを変えたいと思っている。これをぜひ廃止したい。女性はコンピューター化された像と競わなければならなくなるので、女性にとって非常に危険なことだと思う。私たちは自分たちをセレブリティーと比べている。セレブ自身も現実には、写真から程遠い容姿だ」とジャミル。

企業がエアブラシ加工を全面禁止しなくとも、全企業が自社の広告や商品で使用された画像は加工済みのものであることを公表するだけでよい、とジャミルは述べた。

「そうすれば、企業は自社が画像を操作したことを書かなければならない。これは恥ずかしいことなので、広告業者はエアブラシ加工を今ほど使いたくなくなると思う」

ジャミルは、補正された画像を見ることで生じる負のメッセージをはねのけるため、女性に自分の個性や活動、達成したことなどを定期的に書き出すことを促している。

「自分の見た目を気にして自己嫌悪に陥る時間は全て、ビジネスや人生、家族、幸せのために使えていたはずであることを忘れないように。容姿は時間とともに色あせるが、人生は続く。人生を築き、容姿に集中し過ぎることがないようにしよう」とジャミルは語った。

翻訳・編集=出田静

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