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I write about how innovation is better in Africa.

COLOMBO NICOLA / shutterstock.com

アフリカ最大の電話通信企業「MTN」が価格20ドル〜25ドルのモバイル端末の販売を開始する。この端末はチャイナモバイルや半導体メーカーのUnisocとの提携で製造され、フィーチャーフォンのOSとして知られるKaiOSを搭載している。

MTNのCEOのRob Shuterはこのデバイスを、世界初の3G対応の「スマートフィーチャーフォン」と位置づけ、2019年からナイジェリアと南アフリカで販売を開始する。この2国は同社にとって最大の市場だ。MTNはアフリカと中東の21カ国で、2億2540万人の契約者を抱えている。

Shuterによると、アフリカの人々の大半は一般的なスマートフォンを買う資金がなく、今でもフィーチャーフォンを使用しているという。先日、ケープタウンで開催されたカンファレンス、AfricaComの場で彼はこう話した。

「求めやすい価格でデータ通信が可能な端末を提供していく。それにより、アフリカでのモバイルインターネットの普及を促進する。今回の新端末はスマートフォンを所有していない、当社の1億5000万人の顧客に馴染み深い特徴を持つ。タッチスクリーンではなく、キーボードで操作する。また、いつも充電が可能な環境にいるとは限らない人々のニーズに応えるため、大容量のバッテリーを搭載している」

パートナー企業について、彼はこう述べた。「提携企業との取り組みで、世界初の3Gフィーチャーフォンが誕生した。OSのKaiOS は新興国市場の5000万台の端末に搭載されており、ノキアの8110 4Gなどの端末にも採用されている」

MTNのフィーチャーフォンはデュアルSIM仕様となっているが、これも様々な回線を使い分けるアフリカの人々にとって重要なポイントだ。ブルートゥースやGPSも備え、画面サイズは2.4インチ、バッテリーは大容量の2000mAhとなっている。製造はチャイナモバイルが手がけ、フランスのオレンジを通じた販売も予定されている。

MTNは今後、アフリカ最大のモバイル金融サービス企業になる目標も掲げている。同社は来年、Mobile Money事業を南アフリカとナイジェリアで再始動させる。アフリカのモバイル決済分野では競合のM-Pesaがシェアを奪ったため、MTNはMobile Moneyのサービスを2016年に休止していた。

編集=上田裕資

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