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ジェフ・ベゾス(Photo by Phillip Faraone/Getty Images for WIRED25)

アマゾンCEOのジェフ・ベゾスは米国のホームレス支援の目的で、1億ドル近い金額を寄付することが明らかになった。これは、ベゾスにとって過去最大の寄付となる。

11月20日、ベゾスは9750万ドル(約110億円)の資金を、全米20以上のホームレス支援組織に寄付すると宣言した。これは、彼が9月に立ち上げを宣言した20億ドル(約2240億円)規模の慈善ファンド「Bezos Day One Fund」の最初の試みとなる。

Day One Fundでベゾスは全米のホームレスの家族を助け、低所得者層が住むエリアには、無料でモンテッソーリ教育が受けられる幼稚園を建設する(ベゾス自身もモンテッソーリ教育の学校で学んでいた)計画を描いていた。

支援先となるのはホームレス用の短期シェルターや、家族向け居住施設を運営する非営利団体で、サンフランシスコやワシントンDC、オマハのグループが対象に含まれる。各団体は「Day 1 Families Fund」を通じ、250万ドルから500万ドルを受け取ることになる。

ニューヨーク本拠のUrban Resource Instituteは500万ドルの資金で、ホームレスの職業訓練を行う。そこでは、コンピューターのプログラミングなど、賃金の高い職種向きのトレーニングが実施されるという。

Urban Resourceはニューヨークで複数のシェルターを運営しており、先週アマゾンが第2本社の設置を発表したロングアイランドシティでも、家族向けシェルターを運営中だ。同団体の代表を務めるNathaniel Fieldsは「支援を受けられて非常に感激している」と述べた。彼が支援の申請を行ったのは数週間前のことで、11月末には支援金が受け取れるという。

バージニア州本拠のNorthern Virginia Family Serviceも、250万ドルを受け取ることになる。アマゾンはバージニア州のクリスタルシティにも、第2本社を建設する計画だ。

ベゾスは今年1月、移民の高校生たちの大学の奨学金支援のため、3300万ドルを「TheDream.US」に寄付していた。TheDream.USはバラク・オバマ前大統領が、2012年に導入した移民政策の「DACA(若年移民に対する国外強制退去の延期措)」で保護された、ドリーマーと呼ばれる若者たちを支援する組織だ。

現在54歳のベゾスは世界トップの富豪で、フォーブスのリアルタイム・ビリオネアランキング上で彼の資産額は1250億ドル(約14兆円)とされている。しかし、このところのアマゾン株の下落により、彼の資産額は今年10月から約350億ドルも減少している。

編集=上田裕資

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