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ハーバード大学に対し訴訟を起こしている団体「ステューデンツ・フォー・フェア・アドミッションズ(Students for Fair Admissions)」は、こうした慣習によって、より優秀な志願者に与えられたはずの入学枠が失われていると主張している。ただ、ハーバード大学は優秀な志願者全員に入学を許可することはできない。

マララ・ユスフザイのように、望みの大学への入学が事実上保証されているような人はごく少数存在するものの、ハーバードのような学校の志願者の大半は、能力がある程度の水準に達してしまえば、合否の可能性はほぼ五分五分になる。

金を使い「学部長の関心者リスト」や「ディレクターのリスト」に載ることはできるかもしれないが、金を使ってハーバード大学に入学することはできない。ハーバード志願者全体の合格率は2015年の6.2%から現在、4.6%にまで下がっている。

一方、「学部長の関心者リスト」や「ディレクターのリスト」に載っている志願者の合格率は42%で、寄付額が伸びるにつれその確率がどこまで上がるかは分からない。それでも、リスト入りした志願者の58%は不合格となっている。大学入学において富は決定的要素の一つとなるかもしれないが、それだけで確実に入学が決まるわけではない。

編集=遠藤宗生

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