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2018.12.09 16:00

「ミシュランガイド京都・大阪」ガラディナーに見る和食の展望

ガラディナーに参加した料理人ら


アペリティフにはスパークリングの純米酒がサーブされ、ペアリングは5種類の日本酒がセレクトされた。



月の桂
 吃驚仰天 発泡性純米清酒 (月の桂 増田徳兵衛商店)
松竹梅 白壁蔵 生酛純米(宝酒造)
月の桂 純米吟醸酒 柳(月の桂 増田徳兵衛商店)
澤屋まつもと 守破離 五百万石(松本酒造)
月の桂 無農薬祝80% 純米酒(月の桂 増田徳兵衛商店)
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贅を尽くしたディナーの余興は、舞妓の芸やミシュランガイドに関するクイズ。集められた芸妓・舞妓が優美に舞い、ゲストも参加したお座敷遊びの定番「とらとら」に拍手喝采。合間に、手元に配られたミシュランクイズに取り組む姿も見られた。



クイズの正解者には、賞品として8人の料理人のサインが施された『日本料理大全』英文版が贈呈された。この本は、日本料理アカデミーが編纂した和食のプロ向けのガイド。日本料理を学術的に分析・解説し、和食の定義づけ及び調理の指針となる総覧として大成させたもので、英文版、イタリア語版も作られ、和食を海外に発信するためのツールとしても活用されている。
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最後に、ミシュラン社顧問ベルナール・デルマス氏より、パートナー会社であるメルコリゾーツ&エンターテインメントジャパン 代表取締役 ジェフリー・デイヴィス氏に感謝の記念品が贈呈された。

グルマンの舌を満足させるのに充分な趣向のガラディナー。8人の料理人たちの考え出したひと皿ひと皿は、京料理の揺るがないクオリティとともに、日本料理を守り、さらに発展させていたく気概に満ちたものだった。一夜限りの至高の時間は瞬く間に過ぎ、翌日からまた、来年度の三つ星認定に向けての修養と鍛錬の日々が始まった。

text and edit by Hiromi Tani

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