幼児から学ぶ、心の健康を維持する5つのコツ

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3. 人と違うことを気にしない

幼児は、自分が人と違ってもあまり気にしない。完璧ではないことを受け入れているのだ。完璧を追い求めると喜びが失われる。私たちは常に完璧であろうとすることで、ある種の安心感とコントロール感を取り戻そうとしているだけだ。

ヒューストン大学のブレネー・ブラウン研究教授(社会福祉学)は著書『「ネガティブな感情」の魔法』の中で「私たちが、格好良くいることや物事をコントロールすることに価値を置き、自分の個性を情熱的で滑稽で、魂のこもった誠実な方法で表現する自由を自分に与えなければ、自分自身を裏切っている」と述べている。

時には、最もめちゃくちゃな絵こそ、壁に貼ってみると最も格好良く見えることがある。

4. 好奇心を持つ

多くの質問をすることだ。自分が何かにとても興味を引かれたときのことを覚えているだろうか? そのことについて全てを知りたくて、翌朝目が覚めるとまた一から学びを深めたいと感じる状態だ。

今の生活でこうした状態になれば、どう感じるかを想像してみよう。学ぶことにこれほどの喜びと楽しさを感じられれば、何が得られるだろうか? 健康・ストレス・不安の権威であるトッド・カシュダンは「好奇心を持つと、ストレスに居心地の悪さを感じにくくなり、自分にとって大事なものに向けてどのように前進するかをより柔軟に決められる」と述べた。

メリットはこれだけではない。好奇心は、前向きな気分や自尊心の改善を促すだけでなく、知能指数(IQ)も高める効果がある。

5. すぐに人を許す

幼児はすぐに次へと進む。かんしゃくを起こしても1分だけで、次の瞬間には楽しそうに走り回っている。恨みは持たない。こうした感情や恨みに「しがみついている」のはどうも大人のようだ。人を許す気持ちを持ち、手放し、すぐに次へと進むことでストレスや不安が減り、長期的な健康効果も見込める。

翻訳・編集=出田静

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