このコンソールは現在のXbox Oneファミリーの一部であり、「Scarlett」というコードネームで呼ばれる次世代機ファミリーのものではないという。Thurottによるとマイクロソフトは、このコンソールの価格を200ドルかそれ以下に抑える意向という。また、従来通りのディスク内蔵型のXbox One Sの計画も進行中という。
さらに、マイクロソフトはディスクレス版の購入者のために、Xbox Oneゲームのディスクをマイクロソフトストアに持ち込むと、ダウンロード版と交換できる「disc-to-digital」プログラムを検討中という。これが事実なら、マイクロソフトはゲームの所有の仕方に新たな流れをもたらすことになる。
また、同社は次世代機のScarlettにディスクドライブを搭載するかどうかを、まだ決めかねている段階だという。
廉価版コンソールをディスクレス仕様にすることは、マイクロソフトが推進するゲームのサブスクリプション販売の流れとも合致する。同社は現在、Xbox One本体とオンラインサービスのXbox Live Gold、多数のゲームを無制限で利用できるGame Passをセットにしたサービスを、月額約10ドルで提供中だ。
Game Passのエコシステムに利用者を引き込む上で、廉価版の投入は強力な武器になり得る。安価な価格で様々なゲームが楽しめるこの仕組みは、より多くのユーザーを魅了するだろう。ディスクレスマシンの投入にあたり、気になるのはストレージ容量だが、マイクロソフトがこの問題をどう処理するかにも注目したい。
Thurrottが報じたニュースは噂レベルのものであり、確定的な情報とはいえない。しかし、マイクロソフトのXbox Oneの売上は現在、ソニーのPlayStation 4に大差をつけられており、同社が失地回復を図りたい状況にあるのは確かだ。