17歳のトランスジェンダーが語る「あなたは一人じゃない」という思い

ジョージー・トタ(Getty Images)

ジョージー・トタ(Getty Images)

かつてドラマ「glee/グリー」のシーズン6に、JJ・トタという名前で出演した俳優が今年8月、トランスジェンダーであることをカミングアウトした。「私の性別は女性で、正確にいうとトランスジェンダーの女性だ」と、彼女は「タイム」のオンライン版で告白した。

それと同時に、彼女は今後ジョージー・トタ(Josie Totah)という名前で活動していくと宣言した。トタはメディアからは「ゲイの男の子」と決めつけられることが多かったが、自分をゲイ男性だと思ったことは一度もなかったという。

「若い世代に自分が経験した困難を伝えていきたい。セクシャリティやアイデンティの問題で苦しむ人たちに、あなたは一人ぼっちではない、時代はよい方向に進んでいくと伝えたい」とフォーブスの取材に彼女は語った。「世間の人たちが、私たちの違いを理解し、祝福してくれることを望んでいる」

現在17歳のトタは7年間、男性俳優として活動した後、大学に進む直前にトランスジェンダーであることを告白した。彼女はNBCのドラマ「チャンピオン」で、風変わりな10代役を演じたほか、映画「母が教えてくれたこと(Other People)」や「スパイダーマン ホームカミング」にも出演した。

彼女は脚本家としても活動し、15歳で書いた作品「Aunt Nancy」はNBCで放映された。今年のフォーブスの「30アンダー30」の「ハリウッド&エンターテインメント」部門に選出されたトタにインタビューを行った。

Q:最初の仕事は?
ディズニー・チャンネルのドラマ「ジェシー!」の子役。

Q:これまでで最大の業績は?
15歳でNBCのTVシリーズの脚本を書いたこと。

Q:これまで受けた最悪のアドバイスは?
何も話さず、普通の子どもみたいにしてなさい。

Q:18歳の自分にどんなアドバイスを送りたい?
変えられないことを変えようとするな。それよりも、自分ができることにフォーカスしよう。

Q:理想のメンターをあげるとしたら?
ションダ・ライムズ(ドラマ「グレイズ・アナトミー」の原案・製作者)。

Q:30歳以下であることは仕事の上でメリットだと感じるか?
強くそう思う。自分と同じ立場の人々に向けた仕事ができる。人々が何を望んでいるかが分かるし、それを送り出す能力が自分にはある。

Q:ミレニアル世代に対する最大の誤解は?
熱心に働かないと思われている点。

Q:一週間の労働時間は?
60時間。

Q:これなしじゃ生きられないアプリは?
レストランの口コミアプリの「Yelp」。

Q:この仕事をやろうと決めたのはいつ?
子どもの頃。

編集=上田裕資

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