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フォーブス ジャパン ウェブ編集部 / ブランドボイススタジオ エディター

富士ゼロックスの玉井光一社長

富士ゼロックスの玉井光一社長は11月15日、新型デジタルカラー複合機の発表会で、創業から56年を経て、コピー機メーカーからオフィスの課題をトータルで解決するサービスを提供する企業へと進化させていく姿勢を強調した。

「複合機はこれから飛躍的に伸びていく事業ではありません。しかし、複合機を中心に、AIなどの技術を使ってオフィスの将来像を描いていきたい。これからますます複合機は進化します。単なるコピー機から、コンピューターのように、オフィスの効率化を格段に高めていきます」

今回発売となったのは、新型デジタルカラー複合機「アペオスポートⅦ C」「ドキュセンターⅦ C」シリーズ16機種。セキュリティー機能や、業務効率化や生産性向上のためにソフトウェアやクラウドサービスとの連携を強化したという。

「クラウド連携が簡単にできることにより、お客様の働き方改革を支援することも可能になった」と、玉井氏は語った。


新製品の「アペオスポートVII C/ドキュセンターVII C」シリーズ

日本国内や先進国の複合機市場が縮小傾向にあるなか、新機種を投入する意味について「なぜ今、新しい複合機なのかと思われるかもしれませんが……」と前置きしつつ、「堅牢なセキュリティを確保したユニークな複合機を開発した」ことで、海外を含め市場でシェアを獲得できると自信を示した。

今回の新商品は富士ゼロックスの基幹サービス戦略「スマートワーク・イノベーション」のフラッグシップモデルとなる。玉井社長は、AI技術などを駆使してオフィスの作業効率化や生産性向上のソリューションを促す、課題解決型のサービスを提供する企業へと進化していることをアピールした。

親会社の富士フィルムによる米ゼロックスの買収が膠着する中でも、玉井氏は「富士ゼロックスと米ゼロックスは開発面で極めて連携をとっている。従来と変化なく、むしろ連携が深まったと言えます」と、米ゼロックスとの良好な関係を強調した。

また、玉井氏は「調査会社IDCの調査によると、ワールドワイド市場における複合機・プリンターの販売台数は対前年比でおよそ1%増えている。営業利益率10%超の早期実現を目指します」と語った。

文=久世和彦

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