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2018.11.18

ルルレモンが火付役の「アスレジャー」人気が続く理由

Jonathan Weiss / Shutterstock.com


カーミッツによれば、ウェルネスは医学的な意味での「健康」と関連しているものの、それだけに関わるものではない。ウェルネスは、心の状態とより深く関連している。ヨガパンツのようなウェルネス関連の製品は、実際に運動をしてもしなくても、着る人と健康的な活動を関連付ける。健康でありたいという気持ちと、前向きな考え方を持っているということを表現してくれる。

そして、非常に幅広い意味を持つ「ウェルネス」という言葉は、その意味する範囲をさらに拡大している。より多くの製品とサービスが、ウェルネスと関連付けられるようになっている(または、そうなろうとしている)。

そうした製品の一つが、ジュースやその他の「体に取り入れられる」ものだ。医薬品以外で、飲んだり食べたり、体につけたりすることで、私たちの気分を良くし、特に外見に関しての自信を高めてくれるものだ。

こうした製品を提供する企業には、急成長を続けるGoop(グープ)、Moon Juice(ムーンジュース)、Keeps(キープス)、Dirty Lemon(ダーティレモン)などがある。

カーミッツによると、ウェルネス関連のビジネスの成長が減速する兆候はなく、それがアスレジャーの持続的な成長を支えている。アスレジャー市場はすでに、利益率が圧力を受け始める時期にきているはずだ。それでも新規参入する企業が後を絶たない背景には、こうした持続的な成長がある。

「ウェルネス」が消費者の目指す心の状態を提供し続ける限り、アスレジャーとその関連ビジネスは、今後も成長を続けるだろう。

注目のアスレジャー・ブランド

なお、アスレジャー関連のブランドの中で特に興味深いものとして、カーミッツは以下の各社を挙げている。

・WONE (ワン)
・Onzie(オンジー)
・Glyder(グライダー)
・Tasc Performance(タスクパフォーマンス)
・Girlfriend Collective(ガールフレンド・コレクティブ)
・Mika Yoga Wear(ミカ・ヨガウェア)
・Terez(テレ)

編集=木内涼子

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