キャリアチェンジしたいと思ったら 自問すべき3つのこと

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キャリアチェンジは社会人として最も大きな決断のひとつだ。今選ぶ変化が、将来に影響を及ぼす。どうすれば、自分は正しい決断をしたと確信できるだろう? 検討すべき重要な要素はいくつかある。

1. なぜキャリアを変えたいのか

自分がしようとしていることの理由を理解すれば、ぶれずに前へ進み、より良い決断を下すことができる。キャリアチェンジする際には、目標にしっかりと集中する必要がある。なぜ変化を起こそうとしているのか、その理由を明らかにし、じっくり考えること。キャリアチェンジは早急に下すべき決定ではない。

現在についてだけでなく、将来についても考えること。今新たな仕事をすることが、将来どんな利点となるだろう? 今の仕事の中に、自分を変化に突き動かすような特別な要素があるのか? 同じ分野で長い間働いてきたため、何か新しいことに挑戦したいと感じている? 今の仕事で何か問題を抱えている? 今の役職では行き詰まりを感じる? それとも、ある朝目覚めて、今こそキャリアチェンジすべきだと思い立ったのか?

ネガティブな状況にいる時は、環境を一変させたい衝動に駆られるかもしれない。そうした状況では同時に、その大変さを軽視してしまいがちでもある。悪い状況にイライラしていると、そこから逃れることばかり考え、自分がある道を選ぶことによってどんな長期的な影響があるかをきちんと考えないこともある。

自分の中で「なぜ」を理解したら、自分が起こそうとしている変化がどれほど大きいものかをきちんと把握すること。

2. 変化への準備はどれだけできているか

この質問に答えることで、どんなキャリアチェンジが自分に合っているのかが分かる。キャリアチェンジと単なる転職の間には大きな違いがある。キャリアチェンジに付随するあらゆる要素を検討すること。例えば、新たな職について学ぶのに費やす時間、今より下の地位からスタートしなければならない可能性、新しい業界での学習曲線などは全て、考えておくべき重要な要素だ。

また、仕事以外の要素についても検討すること。新しい仕事がどうプライベートに影響するかを考える。夜遅くまで働く仕事、残業の多い仕事は私生活に悪影響を及ぼさないだろうか? 今柔軟なスケジュールで働けているとしたら、定時の仕事には耐えられるだろうか?

仕事と私生活はうまく折り合いをつけなければいけない。自分が選べる道を検討する際には、このことを心に留めておこう。キャリアチェンジのために、あなたはどれだけのことを諦める準備ができているだろうか?
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編集=遠藤宗生

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